こんにちは。品川区目黒駅前「薬剤師の整体院YAJIMA」の矢島です。
いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
先日来られた患者さんですが、腕をよく使う方だったので、腕がパンパンに張っていました。
これは筋肉を使った時に生じる乳酸が溜まっている証拠です。
筋肉はどのようにして収縮と伸展するのか？
筋肉は「アクチン」という筋繊維が「ミオシン」という筋繊維にスライディングするように滑り込むことで収縮します。
そしてアクチンのスライディングが解除されると筋肉は伸展するようになります。
人はこれを繰り返すことで筋肉を伸び縮みさせています。
乳酸が溜まると筋肉がスムーズに動かない
ところが、筋肉を使い過ぎてしまったり、十分なケアがされていないと、先ほどのアクチンやミオシンといった筋繊維のところに乳酸が入り込み（イメージです）、筋肉がスムーズに動かなくなってしまいます。
そうすると、余計に力を加えないといけなくなるので、すぐに疲れてしまいます。
そのため、腕をよく使う方（美容師さん、料理人、ゴルファーなどの方）はだんだん腕が重くなったり、すぐに疲れてしまったりすることになります。
そして、実はこの腕の張りのケアはかなり大事なのです。
肘の痛みや腱鞘炎にもなる
それはこの腕の張りを放っておくと、肘に痛みが出たり、腱鞘炎になってしまったりするからです。
そのため、そうならないためにもケアは必要になってきます。
こういう時はワセリンやクリームを使って乳酸を取り除くケアをすると、筋繊維がまたスムーズに動くようになるので、腕が楽になります。
上腕、前腕、手のひらの乳酸を取り除いていくと、驚くほど腕が軽くなるのが実感できます。
普段、腕の重さやだるさを感じない方でも確実に感じていただけるほどです。
手首の関節のズレも肘の痛みや腱鞘炎に関係
また、肘の痛みや腱鞘炎の場合、多くの方に見られるのが手首の関節のズレです。
関節がズレると腕の筋肉が変な方向に引っ張られることになり、余計な負荷がかかってしまいます。
それをそのままの状態で使い続けると、筋肉の張りや痛みが生じやすくなります。
そのため、この手首の関節のズレを取り除くことも腕のケアには欠かせません。
ところで、このようなケアをしている時にお話しすことがあるのですが、皆さんは親指と小指ではどちらが力持ちだと思いますか？
次回はそれについてお話ししたいと思います。
◉当院のご案内◉
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