目黒駅前1分(目黒西口マンション内)。首こり、痛み、しびれ、腰痛、頚椎矯正専門の整体院です。

女性に多く見られる「手のこわばり」の理由とは?

こんにちは。品川区目黒駅前「薬剤師の整体院YAJIMA」の矢島です。

 

 

いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

 

当院には、首痛はもちろんのこと、頭痛、肩コリ、腰痛以外にも、様々な症状でお悩みの方が多くいらっしゃいます。

 

 

その中でも今回は、「手のこわばり」についてお話したいと思います。

 

 

 

 

 

手のこわばりには女性ホルモンが関係している

私が診させていただく手のこわばりでお悩みの方は、ほとんどが40代、50代くらいの女性です。

 

 

 

 

その理由の一つには、女性ホルモンの減少に伴う「更年期障害」が一部関係するからです。

 

 

手のこわばりの症状は、特に起床時などに手の指が動かしにくくなる「朝のこわばり」を訴える方が多く、手指の痛みを伴うこともあります。

 

 

 

 

そのため、「関節リウマチかも?!」と思われる方も多くいらっしゃいますが、関節リウマチの特徴は

・両側の関節に症状が出る

・手指の場合、第二関節に痛みや腫れ(炎症)が出る

というものですので、それを参考にご自身の症状と照らし合わせていただき、この2つの特徴がなければ関節リウマチの可能性は低いと思います。

 

 

ご心配であれば一度整形外科を受診いただければ、血液検査でリウマトイド因子の有無やCRP、赤沈といった炎症マーカーの有無で、リウマチかどうかを判別できます。

 

 

 

 

関節リウマチではないとわかった場合の手指のこわばりは、上述したように女性ホルモンの影響が疑われます。

 

 

なぜ女性ホルモンの影響が関係するかと申しますと、閉経に伴って、卵巣からつくり出される女性ホルモンが急激に失われることが原因と考えられているためで、女性ホルモンを補うホルモン補充療法を行うことで、手のこわばりが軽減されたり、消失したりするからです。

 

 

更年期以外では、卵巣がんなどで両側の卵巣を切除した場合や出産直後の生理が停止している時期にも、同じ症状が現れることがありますが、これも手のこわばりと女性ホルモンが関係していることを示す症例となります。

 

 

 

頚椎のズレも手のこわばりに関係している

しかし、私の経験上ですが、頚椎のズレも手指のこわばりに関係しているのではないかと考えています。

 

 

それは、頚椎のズレの影響によって腕や手指に行く神経や血管が圧迫され、そのために腕や手指の筋肉が硬くなり、手指のこわばりが現れるというパターンも多く見受けられるからです。

 

 

 

 

少し専門的な話になって恐縮ですが、頚椎は7つの骨から形成されており、その骨と骨の間から神経が出ています。

 

 

*写真の模型で書かれている数字が頚椎の番号です

 

 

頚椎は、上から1番、2番、3番・・・と番号が付けられていますが、中でも下方にある5番、6番、7番の頚椎から腕、手指に行く神経が出ています。

 

 

・・・というのが、一般的な教科書での記載になりますが、私の経験的には上方の3番、4番の頚椎も腕、手指に関係しています。

 

 

と言いますのも、頚椎がズレて神経が圧迫されると、胸や腕の筋肉が硬くなってしまうのですが、3番、4番の頚椎のズレを矯正して戻すと、胸や腕の筋肉が柔らかくなることを多数経験しているからです。

 

 

*頚椎矯正のイメージ

 

 

手のこわばりがある方も、やはり3番〜7番の頚椎のどれかに何らかのズレがあることがほとんどです(その全てということではありません)。

 

 

なぜ、頚椎矯正をすると筋肉が柔らかくなるのか?

「なぜ、頚椎のズレを矯正すると筋肉が柔らかくなるのか?」と疑問に思われた方もいらっしゃると思いますので、少し解説させていただきます。

 

 

筋肉は神経によって動かされています。

 

 

*黄色で示されているのが神経で、筋肉の中や表面を無数に走っています

 

 

そのため、神経が骨のズレなどによって圧迫されると、その神経が支配している領域の筋肉に神経からの命令が行きづらくなります

 

 

また神経が圧迫されているということは血管も圧迫されていることになるため、血流も滞り、結果として筋肉が硬くなってしまうのです。

 

 

ちなみに、ここで言う「筋肉の硬さ」というのは「コリ」とは異なります(このことは後日またブログでお話ししたいと思います)。

 

 

骨格矯正をして骨のズレによる神経の圧迫を解放してあげると、堰き止められていた川の流れのように、筋肉への神経からの命令や血流が流れ出すようになり、それによって筋肉は一気に柔らかくなるのです

 

 

 

 

これが神経圧迫による筋肉の硬さの特徴です。

 

 

コリの場合は、なかなかこう簡単には緩みません。

 

 

矯正したら筋肉をしっかり緩める

ただ、骨格矯正で全てが解決するかと言いますと、そういうわけには行きません。

 

 

堰き止められていた期間が長ければ長いほど、筋肉はずっと硬直状態にあるため、深層部分の筋肉までは十分に神経や血液の流れが行き届きません。

 

 

 

 

そのため、骨格矯正をした後には必ず筋肉を緩め、深層部分の筋肉まで神経や血液の流れが届くような施術を加える必要があるのです。

 

 

 

 

これは今回の手のこわばりに限らず、肩コリでも首コリでも頭痛でも腰痛でも同じことが言えます。

 

 

このように、手のこわばりがあって、腕や手指に行く頚椎にズレがある場合は、その頚椎のズレを取り、上腕から前腕、手指の筋肉を順々に緩めていくと、手の動きが楽になっていきます。

 

 

 

 

これはバネ指でも同じことが当てはまります。

 

 

もちろん、一度の施術で解決するほど甘くはありませんし、こわばりの程度にもよりますので、何度か施術する必要はあります。

 

 

ですが、施術していくうちに、徐々に筋肉が柔らかくなり、血流もよくなっていくので、手のこわばりも軽減されていきます。

 

 

 

 

関節リウマチでもない、女性ホルモンの影響でもない、という方の場合の手のこわばりは、もしかしたら頚椎のズレの影響で起きている症状かもしれません。

 

 

 

 

お心当たりのある方は、ご遠慮なくぜひ一度お気軽にご相談ください。

 

 

皆さまのお役に立てれば幸いです。

 

 

 

 

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