こんにちは。品川区目黒駅前「薬剤師の整体院YAJIMA」の矢島です。
いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
ネットには海千山千、玉石混交の情報が溢れていますので、どれが本当でどれが誤った情報かを判断するのがとても難しい時代になりました。
先日も、牛乳のことでちょっと調べ物をしていた時に、
「牛乳の中には、牛を早く発育させるために打った成長ホルモンが入っている」
「牛乳の中には、牛が病気になって乳が出なくならないようにするために打った抗生物質が入っている」
などの情報が書かれたサイトを見つけました。
だから牛乳は危険だと。
子どもの発育が早いのはそのためだと。
アレルギーが多くなっているのは牛乳のせいだと。
「果たして本当なのかな?」と疑問に感じながらも、「もしかしたらそうなのかも」と思う自分が同時にいました。酪農は知らない世界ですから。
そこで、自分なりに色々なつてを使って調べてある結論に達しました。
今は生乳が余って捨てる時代。リスクを負う必要がない
これはある大手牛乳メーカーの方にお聞きしたことですが、その企業では生乳の検査基準がかなり厳しく、成長ホルモンや抗生物質といった薬物関係はすべてはじかれるそうです。
もし、畜産農家でこの基準に引っかかることがあった場合には、そういう農家とは今後一切お付き合いしないそうです。
そして、こうした検査が製造までに少なくとも3回はあるそうなので、より安全な牛乳をご家庭に届けられるようにしているとのことでした。
また、今は乳牛自体が多く、生乳も余ってしまって捨てているのだそうです。
さらに、品質も求められる時代のため、「薬物に汚染された生乳といったリスクを抱えないことが重要」とも語っておりました。
現在の社会情勢を鑑みても、汚染された牛乳が出回ること自体、企業にとっては何のメリットもありません。
むしろ、そこで生じる巨額な賠償金を支払うことの方がリスクとしては大きくなります。
ということは、企業もそのようなリスクを負わないように、畜産農家に対しても品質を求めるようになるのではないでしょうか。
企業にとっては畜産農家の生乳の品質は何よりも大事な事項となりますし、畜産農家も企業に生乳を買ってもらうためには、品質のいい生乳を作る努力をしなくてはいけないワケです。
こうしたことを考え併せると、昔はいざ知らず、生乳が余ってしまう今の時代、成長ホルモンや抗生物質付けの乳牛から生乳を得る、というメリットはないように思われます。
そのため、ネットで氾濫しているような情報は少なくとも今はないのではないか?と考えています。
「それでも不安」という方は出所が明確なルートから牛乳を入手するようにしましょう。
牛乳は飲んだ方がいい?飲まない方がいい?
では、牛乳を摂ることはいいことなのか?というと、必ずしもそうではありません。
元々農耕民族である日本人は牛乳を飲む習慣がなく、遺伝的にもそれは実証されています。
だから、日本人は牛乳を飲むと牛乳の中にある「乳糖」によってお腹をこわす人が多いのです(これを「乳糖不耐症」といいます)。
また、牛乳の取り過ぎは胃腸にも負担をかけ、体も冷やしてしまうので、取り過ぎは禁物です。
何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」ですね。
「牛乳は良質なタンパク源」と言われていますが、同量の場合、タンパク源としては牛乳よりも納豆の方が優れています。
しかし、カルシウムの供給源としては優れていますので、タンパク源というよりはカルシウム源と捉えて適度に摂るのがよろしいかと思います。
ネットの誤った情報に左右されず、正しい眼力を持つことが大事な世の中になってきました。
どのような情報を選択し、どのような情報を排除するかはすべて皆さん次第です。
正しい判断ができるように、情報を鵜呑みにせず、しっかり調べて判断するようにしたいですね。
と言っているこのブログも、その一つですが・・・
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2013年11月23日 4:34 PM| カテゴリー:栄養・食事