目黒駅前1分(目黒西口マンション内)。首こり、痛み、しびれ、腰痛、頚椎矯正専門の整体院です。

「生理痛ってなぜ起きる?」解決法その2:4つの方法

こんにちは。品川区目黒駅前「薬剤師の整体院YAJIMA」の矢島です。

 

 

いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

 

前回の続きです。

 

 

よくある生理痛対策の他に、私がオススメするのは

「股関節のストレッチをする」
「岩盤浴やゲルマニウム温浴などの施設を定期的に利用する」
「仙骨を温める」
「整体で骨格を整える」

という4つの方法です。

 

 

それではそれぞれについて、詳しく見ていきましょう。

 

 

その1:股関節のストレッチをやる

股関節をストレッチすることは、腸腰筋(ちょうようきん)を柔らかくすることにもつながります。

 

 

*緑で囲われているところが腸腰筋です

 

 

腸腰筋が柔らかくなれば、骨盤内の血流もよくなります。

 

 

そうすると、月経血の流れもよくなるので、生理痛に関与する過剰なプロスタグランジンの放出から免れることができます。

 

 

股関節のストレッチのやり方については、以前、こちらのブログでも取り上げていますので、ぜひご参照ください。

 

 

股関節のストレッチについてはコチラ
その1お尻のストレッチ
その2股関節とお尻のストレッチ
その3股関節とお尻のストレッチpartII

 

 

生理痛に限らず、股関節を柔らかくすることは腰痛の予防にもなりますので、万人にオススメです。

 

 

ちなみに下記の写真は、腸腰筋のストレッチ方法です。

 

 

 

 

片膝を立てて、立てている側の太ももの前面をグーッと前側にお尻から押し出す感じで持っていきます。

 

 

この時に状態は、前に倒れたりせずに、そのままの姿勢をキープすることがポイントです。

 

 

それから、「骨盤回し」の体操も骨盤の硬さを解消するにはオススメです。

 

(TRILL 「骨盤回しでぽっこりお腹の脂肪を撃退!ペタ腹をつくるエクササイズ」より画像引用)

 

 

慣れるまでは変な感じがしますが、次第に慣れていきますし、終わった後はじんわりと骨盤周りが温かくなるのがわかります。

 

 

詳しいやり方はこちらをご参照ください。

TRILL 「骨盤回しでぽっこりお腹の脂肪を撃退!ペタ腹をつくるエクササイズ」

 

 

その2:岩盤浴やゲルマニウム温浴などの施設を定期的に利用する

運動で汗を流すことももちろんいいことですが、岩盤浴やゲルマニウム温浴などの施設は、体の中から温めてくれるので、体質改善に向いていると思います。

 

 

(東京荻窪温泉なごみの湯のHPより画像引用)

 

 

ポイントは体の表面だけでなく、「体の中から温める」ということです。

 

 

(株式会社コイケのHPより画像引用)

 

 

体の中から温める器械、施設であれば岩盤浴、ゲルマニウムにこだわる必要性はありません(例えば超短波治療器、インディバなど)。

 

 

しかし、これも定期的に気長にやることが大事です。

 

 

一度や二度ではなかなか改善できませんので、できれば歯磨きのようにライフスタイルに組み込んでしまいたいものです。

 

 

ちなみに、余談ですが、汗をかいてもそれほどデトックスにはなりませんのでご注意を。

 

 

汗よりも尿、尿よりも便の方がデトックスの割合が大きいです。

 

 

ただ、体を温めることによって腸の動きがよくなると、便の出がよくなることにも繋がりますので、そういう意味ではデトックス効果は大いにあります。

 

 

その3:仙骨を温める

仙骨は、骨盤を形成するお尻の真ん中にある骨です。

 

*中央にある穴がポコポコ空いている三角形状の骨が仙骨です

 

 

仙骨の内側には子宮や卵巣といった生殖器が収まっています。

 

 

*中央にあるのが子宮、その左右にあるのが卵巣

 

 

この仙骨と子宮は「仙骨子宮靭帯」と呼ばれる靭帯で結ばれていますので、この靭帯が縮むと仙骨は前側に引っ張られるので腰痛が起きやすくなりますし、子宮は後ろ側に引っ張られるので月経血の流れが悪くなる、という関係性があります。

 

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*真ん中にある楕円形の臓器が子宮。緑で囲ってあるのが仙骨子宮靭帯

 

 

また、仙骨は脊柱、つまり上半身を支えるのに重要な役割を果たしています。

 

 

仙骨と腸骨(骨盤の一部)との間に「仙腸(せんちょう)関節」というわずかにしか動かない関節があります。

 

 

*「ここ」と記されているところが仙腸関節

 

実は、ここが硬くなって動きが悪くなると、腰痛になりやすくなるのです。

 

 

そのため、生理痛の時に腰が痛くなったり、重くなったりする方の場合はこの仙骨を温めると楽になるケースが多いです。

 

 

仙骨を温めることによって骨盤内を温めることができるので、間接的に子宮や卵巣を温めることができます。

 

 

下の図のように、仙骨に加えて下腹部をホカロンやホットパックなどでサンドイッチするように温めるとより効果的です。

 

 

 

 

対症療法的ではありますが、仙骨が温まって動きが柔らかくなれば仙骨子宮靭帯も柔らかくなり、子宮の締め付けもゆるみ、生理痛を楽にすることができるようになります。

 

 

また、常日頃から温める習慣をつけておくと、仙骨や仙骨子宮靭帯が硬くなることを防ぐことができるので、セルフケアとしてぜひやっていただきたいです。

 

 

その4:整体で骨格を整える

整体で骨盤や仙骨を含めた全身の骨格を整えると、全身の神経の通りや血液の流れがよくなります。

 

 

 

 

さらに、股関節や仙腸関節をしっかり緩めると骨盤内の血液の流れがよくなるので、月経血の流れもよくなります。

 

 

そうすると流れずに溜まってしまう月経血が少なくなるので、子宮を収縮させて月経血を押し出そうとするプロスタグランジンの分泌も少なくなり、生理痛が和らぎます。

 

 

また、姿勢もよくなるので、骨盤の前傾や後傾を改善することができ、結果的に仙骨子宮靭帯への負担を和らげることにも繋がります。

 

 

つまり、上記の「股関節」、「冷え」、「仙骨」に関しては、整体で対応可能ということになります。

 

 

もちろん、改善には数回あるいは数十回かかるかもしれません。

 

 

そしてそれにはセルフケアも同時に必要であることは言うまでもありません。

 

 

まとめ

今回お話ししたことに加えてよくある生理痛対策の

「シャワーですませない」
「冷たいものを摂らない」
「腹巻きをする」

などのことは、基本としてしっかりやっていただきたいです。

 

 

いずれにしてもセルフケアはとても大事です。

 

 

「守るのは自分自身」と思って、他人任せにしないようにしましょう。

 

 

その上で自分では手の届かないケアに関しては、専門家の手を借りるということが改善の一番の近道だと考えています。

 

 

私は男性ですので、生理痛の辛さや痛みはわかりません。

 

 

しかし、これまでの施術の経験や知識、セルフケアをオススメした方々の体験談をお聞きしたことをもとにまとめてみました。

 

 

もちろん、これが全てではないですし、もっといい解決策があると思います。

 

 

それは今後の私の課題としてさらに勉強していきたいと思います。

 

 

皆様の辛さ、痛みが少しでも和らいでいただけたら・・・

 

 

そういう思いで今回「生理痛」を取り上げてみました。

 

 

ご参考になれば幸いです。

 

 

 

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