こんにちは。品川区目黒駅前「薬剤師の整体院YAJIMA」の矢島です。
いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
先日、師匠から聞いた話しです。
師匠も「まだ数が少ないから何とも言えないと」お話ししておりましたが、どうも認知症に対して肘から指先までのハンドマッサージをすると、徐々に認知症の症状が改善されるらしいのです。
<ハンドマッサージの方法>
1.肘から指先にかけてゆっくり5秒くらいのスピードでオイルマッサージする
2.片腕で10〜15分くらい、両腕で30分くらいの時間をかける
もしかしたら、初めは触られるのを拒絶されるかもしれません。
しかし、人に「触れてもらう」というのは何とも言えない心地よさがあります。
そのうち、その気持ちが相手にも伝わるのではないでしょうか?
手指と脳には密接な関係性がある
よく、「指を動かしたり、使ったりすると脳が活性化する」と言われています。
それを端的に現しているのが「頭の中のこびと」と呼ばれる「ホムンクルス」という図です。
これは、感覚皮質と運動皮質における身体の対応部位を示しています。
つまり、手の感覚はこの脳部位が感知し、手を動かすときはこの脳部位が活性化される、という具合です。
この図を見てもわかるように、指や腕と脳が密接に関係していることがおわかりいただけると思います。
先ほどの図は、一次体性感覚野(いちじたいせいかんかくや)と呼ばれる脳の領域で、「頭頂葉(とうちょうよう)」という頭のてっぺんのやや後ろの部分に辺ります。
その領域は「外界の認識」に関わる部分です。
(*図のオレンジ色の部分です)
感覚を司る頭頂葉からの情報は、脳の前側にある「前頭葉(ぜんとうよう)」と言う思考・判断・情動などの高度な頭脳活動を行う領域へ送られ、物を考えたり、感じたり、という行動へと繋がります。
認知症の場合、頭頂葉ではなく、この前頭葉の活動性が損なわれていると言われています。
腕や手指のマッサージで脳を刺激
これらのことを考え併せますと・・・
頭頂葉は顔・手足をはじめとする体全体からの感覚情報が集まる部分になりますので、認知症の方の腕や手指をマッサージしてあげるとその感覚情報が頭頂葉に伝わり、さらにそれが思考や情動を司る前頭葉へと伝わるので、結果として脳が刺激され、認知症が改善されていくのではないか?と推測されます。
ただ、認知症には「脳血管性認知症」と「アルツハイマー型認知症」の2つに分けられます。
この両方のタイプに効果があるのか、それともそのどちらかにしか効果がないのか、そこまでの知見は残念ながら現在のところ持ち合わせておりません。
今後、この辺のデータも継続的に集めていきたいと思っております。
個人的には脳梗塞や脳出血などの脳血管性障害で起こる「脳血管性認知症」には効果があるのではないか?と思っております。
ご家族や身内で認知症の方がいらっしゃる方は、ダメもとでぜひお試しください。
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2013年11月28日 3:39 PM| カテゴリー:カラダと健康と整体の話