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「にんじん」と「さつまいも」はどちらが血糖値を上げやすい?

こんにちは。品川区目黒駅前「薬剤師の整体院YAJIMA」の矢島です。

 

 

いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

 

突然ですが、皆さんは「にんじん」と「さつまいも」ではどちらが血糖値を上げやすいか、ご存知ですか?

 

 

 

 

と、その前に、GI(Glycemic Index)値という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

 

GI値とは?

GI値とは、ある食べ物を食べた時に「血糖値がどれくらい上がりやすいか?」を表す指標です。

 

 

このGI値は、通常、ブドウ糖を摂取した時の血糖値の値を100とした時と比較して数値化されています。

 

 

つまり・・・

 

 

GI値が高い

ブドウ糖に変換されるスピードが速い

血糖値が上がりやすい

体脂肪がつきやすい

 

 

というスキームになり、GI値が高い食べ物は体脂肪がつきやすい食べ物と言うことができます。

 

 

ちょっと乱暴な言い方ですけど。

 

 

そのため、ダイエットにはGI値が高い食べ物を避け、GI値が低い食べ物を摂るようにするといいワケです。

 

 

 

 

・・・というのが一般的な解釈ですが、実はこれには数値のトリックがあります。

 

 

GI値の数字のトリックとは?

というのは、GI値はあくまでも「食べた時に血糖値が上がるスピードが速いかどうか?」を見る指標であり、「炭水化物や糖質の量が多いか少ないかは反映されていない」のです。

 

 

では、ここで皆さんに質問です。

 

 

Q1 「にんじん」と「さつまいも」ではどちらがGI値が高いと思いますか?

 

 

正解は・・・

 

A1 GI値が高いのは意外にも「にんじん」です。
「にんじん」80
「さつまいも」55

 

 

おそらく皆さんは「さつまいも」の方がGI値が高いと思われたのではないでしょうか?

 

 

「さつまいも」と言えば秋の食べ物の代名詞。

 

 

女性が好きでダイエットの天敵とさえ思われているので、意外な結果ですね。

 

 

それでは続いて第二問です。

 

 

Q2 では、「にんじん」と「さつまいも」のうち、どちらが炭水化物の量が多いと思いますか?

 

 

正解は・・・

 

 

A2 「さつまいも」です。
(可食部100g辺り)
「にんじん」9.1g
「さつまいも」31.5g

 

 

これは予想通りだったかもしれませんね。

 

 

ちなみに、「可食部100g」と言われても、それが実際食べる量と比べてどうか?と言うのはこれではわかりませんので、それを換算し直したのがこちらです。

 

 

(一食当たりの量とその炭水化物量)
「にんじん」一食辺り 中サイズ1/2本(約50g)、炭水化物量4.6g
「さつまいも」一食辺り 中サイズ1/3本(約100g)、炭水化物量31.5g

 

 

 

実際に食べる一食辺りの量に換算しても、やはり「さつまいも」の方が「にんじん」の約7倍も炭水化物の量は多い、ということになります。

 

 

このQ1とQ2の異なる結果について、これはどう解釈すればいいのでしょうか?

 

 

それについては次回にお話ししたいと思います。

 

 

 

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