目黒駅前1分(目黒西口マンション内)。首こり、痛み、しびれ、腰痛、頚椎矯正専門の整体院です。

【改善症例22】小学生の膝蓋腱炎・ジャンパー膝

こんにちは。品川区目黒駅前「薬剤師の整体院YAJIMA」の矢島です。

 

 

いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

 

今回は下記のような症状で来られた方の改善症例のご紹介です。

 

 

性別:男性
年代:10代(小学生)
主訴:サッカーをやったり、走ったりする時に右膝が痛くてできない

 

 

先日、10歳の男の子が「サッカーでボールを蹴る時や走ったりすると、右膝が痛くて蹴ったり、走ったりができない」ということで当院に通われているお父様に連れられて来院しました。

 

 

膝を触ってみると、お皿自体やお皿の下を触られるととても痛がりました。

 

 

お皿の上の方も触られると痛みが出ます。

 

 

太ももの前側の筋肉も張りがありました。

 

 

これが「膝蓋腱炎(しつがいけんえん)」、一般的には「ジャンパー膝」と呼ばれる症状の典型的な例です。

 

 

 

膝蓋腱炎、ジャンパー膝とは?

膝蓋腱とは、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)の中の大腿直筋(だいたいちょっきん)という、太ももの前側の筋肉の末端部が膝蓋骨(膝の皿)に付き、さらに伸びて脛骨(けいこつ)という足の骨の上端部につく腱のことを言います。

 

 

少し難しい説明になってしまいましたが、上の図の水色で示されてるところが「大腿直筋」で、その末端がそのまま膝のお皿を覆うようにくっ付き、さらに、いわゆる「スネ」と呼ばれる脛骨(けいこつ)という骨の上の部分までくっ付いている腱のことを「膝蓋腱」と呼びます。

 

 

なお、膝のお皿の下部から脛骨にかけての部分を「膝蓋靱帯(しつがいじんたい)」と呼ぶこともあります。

 

 

この膝蓋腱に炎症が起きてしまっていることを「膝蓋腱炎」や「ジャンパー膝」と呼んだりする訳です。

 

 

*赤枠で囲われているところが炎症している部位

(ZAMSTのホームページより画像引用)

 

 

その名前のごとく、バレーボールやバスケットボールなどでジャンプや着地動作を頻繁に行ったり、サッカーのキック動作やダッシュなどの走る動作を繰り返したりするスポーツに多くみられる、使い過ぎ(オーバーユース)に起因する膝のスポーツ障害です。

 

 

この少年もサッカーをやっていて、(右利きで)キック力が強いため、本人も強く蹴ることに楽しみを覚え、強いシュートをする練習をよくしていたそうなので、過度の負荷が右膝にかかってしまっていたのだと思われます。

 

*写真はイメージです。本人とは関係ありません。

 

 

膝蓋腱炎やジャンパー膝に対しての施術は、何をおいても「炎症を取り除くこと」が大命題になります。

 

 

「どうやって炎症を取り除くのか?」と言いますと、私の場合は最近は「カッサ」のような器具を用いて、炎症部位を緩めて炎症を取っていくという方法を多用しています。

 

 

 

 

もちろん、指でもやりますが、指の場合どうしても圧が一点にかかってしまうことがあるので、カッサのようなものでやる方が圧が分散されるため、受け手側は過度な痛みを感じにくくなるというメリットがあります。

 

 

では、「炎症している箇所をどう判別するのか?」と申しますと、こればかりは感覚なので言葉にするのは難しいのですが、炎症している箇所は「独特の触感」がありまして、そこを触られると痛みも感じるため、ある程度特定できるのです。

 

 

 

施術のやり方は?

下の写真が施術の実際ですが、ワセリンや炎症止めの入ったクリームを膝に塗り、該当する箇所をカッサでゆっくりと軽めの力で緩めていきます。

 

 

*お父様より写真提供

 

 

最初はもちろん痛みますが、炎症が取れていくと触感が変わっていきますし、徐々に痛みも軽減されていきますので、本人に痛みの度合いを確認しながら、施術していきます。

 

 

これを膝の皿の下部、その内側、外側と、皿の上部、その内側、外側と満遍なくやっていきます。

 

 

また、大腿四頭筋という太ももの前面の筋肉も張っていることも膝蓋腱炎、ジャンパー膝の原因になりますので、大腿四頭筋も前側、外側、内側としっかり緩めていきます。

 

 

さらに、こういうケースの場合、その上部に位置する股関節周囲の筋肉も硬くなっているので、そこも緩める必要があります。

 

 

実はこれらの筋肉も膝の痛みに関係するからです。

 

 

 

 

上の図をご覧いただくとお分かりになると思いますが、水色で示されているのが「大腿直筋」で、その出発点が上の方の黄色で囲われているところですが、股関節から始まっています。

 

 

そのため、股関節に影響が出れば太ももの前側にも影響が出ますし、膝にも影響が出てくるのです。

 

 

関節は、関節の周りにある筋肉によって動かされるため、関節そのものに何か問題があって痛くなるというよりも、その周りにある筋肉が硬くなることによって関節の動きが悪くなり、痛みが出るケースが多いのです(もちろん、年齢にもよります)。

 

 

ただ、小学生の場合、股関節や太もも辺りというのは、触られるだけでもくすぐったいので、緩めるにはちょっとしたコツがいるのですが。

 

 

 

施術後の右膝の痛みは?

さて、これらの処置をした後、動かしてもらったり、軽く廊下を走ってもらったりして痛みを確認してもらいましたが、「最初を10だとすると今はいくつくらい?」という私の問いに「最初よりは痛みは減ったけど、3くらい。」という回答でしたので、さらに同様の手法で膝蓋腱に炎症が残っていないかを確認しながら緩めていきました。

 

 

これを2、3度繰り返したところ、ベッドから起き上がる時に「あ!もう痛くない!」と言って、廊下を軽く走って確かめたところ「大丈夫!0になった!」と言ってくれました。

 

 

その後、お父様を通じて様子を伺ってもらいましたが、「今はサッカーをやっていても膝の痛みはないようで、膝のことは何も言ってません。」とのことでしたので、とりあえず大丈夫だと思いますが、また痛くなる可能性があるので様子見ですね。

 

 

 

 

スポーツをやっているお子さんの場合、痛みがあることで変なフォームになったり、痛みをかばうために他の部位に痛みや張りが生じてしまうことがあり、それがスポーツの成長を妨げてしまうことにも繋がります。

 

 

そのため、履いている靴のかかとのすり減り方をよく観察していただくなど、体に歪みが生じていないか保護者の方がよくチェックしてあげてください。

 

 

もし、靴のかかとが少しでもすり減っていたら、すぐに買い換えてもいいくらいです。

 

 

小学生にも対応した施術を行っておりますので、スポーツをしている、していないに関わらず、何かお困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

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