こんにちは。品川区目黒駅前「薬剤師の整体院YAJIMA」の矢島です。
いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
便秘薬を使い過ぎると、どんどん便秘になっていくってご存知ですか?
特にセンノシドという成分が入っている便秘薬は使えば使うほど、カリウムが不足して腸の動きが悪くなっていきます。
*このセンノシドは、健康茶としてよく知られている「センナ」の主成分です。
*センナ
また、腸には「繊毛(せんもう)」という「ひだ」があって、そのひだが便を肛門へ送り出す働きをしています。
センノシドを使い続けると、その数が減っていってしまうので、便を肛門へと送り出すことができなくなってしまうことも知られています。
そのため、便秘薬を毎日使っているとだんだん効きにくくなって、便秘薬の量が増えていってしまいます。
そして量を増やしても、しばらくするとまた量を増やさないと効果が出なくなっていって・・・と、どんどん使う量が増えていってしまいます。
便秘薬を使用し続けると、効き目が悪くなるので量が増えるばかりか、「便秘薬を使わないと便を出せない」という依存心も出てきてしまうことが非常に問題です。
「便は薬で出すもの」という誤った認識がさらに便秘をひどくさせてしまうのです。
「痙攣性の便秘」に便秘薬は逆効果
また、便秘には様々な要因があり、ストレスによって起こる「痙攣性の便秘」は腸が刺激されて活発になっているために起こる便秘なので、腸の働きを活発にする便秘薬は逆効果になり、下剤としての効果を発揮できません。
さらに、「便秘だから食物繊維を摂らなくては・・・」と食物繊維を多く摂ってしまうのも逆効果になる場合があります。
ストレス性の便秘や食物繊維を摂っているのに便秘の方は、便秘薬ではなく「水溶性」食物繊維の海藻類、果物、大麦を摂るようにすると効果的です。
そもそも便秘とは「毎日排便が起こらないと便秘」ということではありません。
排便が毎日なくても、たとえ2〜3日に1回の排便であっても、気持ちよく出せれば便秘とななりません。
便秘とは、「排便が困難」であったり、「腹部膨満感(お腹が張る)」があったりすることを便秘と一般的には定義付けされるので、毎日出なくても便秘ではありませんので、誤解なさらないようにお願いします。
便秘薬を常用している人は、カリウムと水溶性食物繊維の多いものを摂る
便秘の原因にはストレスや不溶性食物繊維の摂り過ぎも考えられますので、便秘薬を常用している方はカリウムと水溶性食物繊維の多い「大麦」、「海藻類」などを多く摂るといいでしょう。
それと、腸を温めることも便秘解消には大事なことです。
便秘薬はお腹が張ってしまって苦しくて、どうしても排便したい時に単発で使用するものです。
便秘薬の使い過ぎ、繰り返しの使用は便秘の悪循環を生んでしまいますので、くれぐれもご注意を!
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2014年7月17日 2:27 PM| カテゴリー:薬・医療