こんにちは。品川区目黒駅前「薬剤師の整体院YAJIMA」の矢島です。
いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
また、いつも当院をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
今回は下記のような症状で来られた方の改善症例のご紹介です。
性別:男性
年代:30代
主訴:高校生の頃から左腕の内側が張っている。マッサージとかに行っても理解してもらえず、あまりやってもらえない。
左腕の内側のところが張っていて、左脇の下も張っているとのことでご来院されました。
たまにマッサージに行くことがあるそうなのですが、「脇の下が凝っている」と言ってもなかなか理解してもらえず、また脇の下のところには神経がたくさん通っているので、「危ないから」とのことで、チョロッとしか施術してもらえないことに困っているご様子でした。
*黄色で示されているのが神経です。腕に行く神経が脇の下にたくさん通っているのがわかります。
まず、頚椎の状態を確認したところ、ストレートネック気味で、思いの外、「ここ」というわかりやすい感じの首のズレではありませんでした。
*頚椎のズレを確認しているイメージ写真
ゆっくり丁寧に首のズレの感じを探っていくと、左頚椎の2番目、3番目という上部にズレがある感じでした。
*数字が頚椎の番号で、上から下にかけて1番から7番までの番号が振られています。
頚椎は全部で7つの骨から成り、その骨と骨の間から神経が出ています。
*黄色で示されているのが、神経です。神経が骨と骨の間から出ているのがわかります。
そのため、何らかの原因で頚椎がズレてしまうと、神経を圧迫するような状態になってしまい、その神経が支配している領域の筋肉が硬くなってしまいます。
通常は、頚椎のズレと同じ側の腕(や指)に影響が出るため、腕の張りや痛み、しびれなどが生じてしまうのです。
つまり、この方の場合は左の頚椎にズレがあるため、同側の左上腕や脇の下に影響が出て、張ってしまった、ということです。
教科書的には、頚椎4番、5番、6番あたりのズレが上腕には関係しているのですが、なかなか教科書通りにはいかないことも経験上多いです。
骨格がズレて神経が圧迫されると、その神経が支配している領域の筋肉は硬くなるという症状は、頚椎だけに限らず、腰椎でも胸椎でも起こり得ます。
そのため、まずは頚椎を矯正して筋肉を緩みやすい状態にした後に、硬くなってしまっている筋肉を緩めていく、という手順で施術していきます。
頚椎と腕に出る症状は教科書通りでないこともある
上述した内容で考えますと、通常は上腕を支配している神経は、頚椎4番と5番、5番と6番の間から出ている神経が関係しているのですが、稀に教科書通りにはならず、この方の場合は頚椎2番と3番にズレがあったため、頚椎2番と3番、3番と4番の間の神経が上腕、脇の下の張りに関係しているということになります。
頚椎の2番、3番のズレを矯正して戻した後、硬くなってしまっている左上腕や脇の下を緩めようとしたところ、驚くほど硬く張っていて、左脇の下から上腕内側にかけてはこれまで経験したことのないくらいガチガチに硬くなってしまっていました。
「これは相当辛かったですね・・・」
とお聞きしたところ、
「もう高校生くらいの時からずっとこんな感じで、緩んだことがないです・・・」
と半ば諦めに似た口調でおっしゃっていました。
ところが、左脇の下から上腕の内側にかけて硬くなっていた筋肉は、頚椎の矯正をした後のため、緩めていくと徐々に緩んでいきました。
ご本人も
「だんだん楽になってきました!」
と効果を実感されていました。
一度確認していただくと、左脇の下や上腕部はだいぶ緩んで楽になったようですが、左肘の内側のところに張りが残っているのが気になるようでした。
実際に触ってみたところ、左肘の内側のところは張りがあったため、カッサを用いて張っている筋肉を緩めていきました。
*施術に使用しているカッサ
なぜカッサを用いたかと言いますと、肘の内側の部分は筋肉が薄いため、指で施術するよりもカッサを用いた方が受け手の皆さんの負担が少ない上に、短時間で緩みやすいというメリットがあるからです。
触った感じ気になるところがだいぶ減った後、再度状態を確認していただくと、
「全然違います!」
「こんな感覚はいつ以来かわからないくらい久しぶりです!」
と喜んでいただけました。
このように、施術をしながら、何度か確認していただき、痛みや違和感が残っているところを消去法的に消していく方法で施術していきます。
とは言え、今回の一回の施術で全て完璧に良くなった訳ではなく、まだ上腕二頭筋という力こぶを作る筋肉が硬かったり、右腕とは明らかに張り方に差があります。
また、頚椎がズレていた期間が長いため、矯正して戻してもまたズレてしまうこともよくあります。
「今回の施術でそれがどれくらいの期間キープできているか?」
「何度か施術しても、どうしても気になるところが残ってしまうことがないか?」
など、こうした点がまだ安心できない不安要素です。
施術後一週間の状態
それから一週間後・・・
再度ご来院されたので、また調子が悪くなってしまったのかと心配していたところ、
「状態は悪くないですが、少し続けた方がいいかと思って、来ました」
とのこと。
状態を確認すると、左脇の下、左上腕の内側はいい状態がキープされていました。
思ったよりもキープできていたので、とても安心しました。
施術後1ヶ月の状態
そして、最初の施術から一ヶ月後・・・
「最初に施術していただいてから一ヶ月ほど経ちますが、左腕がこんなにいい状態にキープされているのは初めてです!」
と、嬉しいお言葉をいただきました。
今回の方の場合は、頚椎のズレと現れている症状の関係性が、教科書的な関係性ではありませんでしたが、頚椎のズレと腕に現れる症状(痛み、しびれ、張りなど)には、密接な関係性があります。
もしも、腕や指に何らかの症状が出ている方は、頚椎のズレから生じている可能性があります。
そのような症状でお悩み、ご不安をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。
◉当院のご案内◉
首コリ、痛み、しびれなら
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【土曜】11:00-19:30(最終受付18:30)
【休診日】日曜・祝日
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2022年2月12日 6:15 PM| カテゴリー:改善症例