改善症例 その8:坐骨神経の圧迫による膝の痛み

性別:女性
年代:50代
主訴:左太もも裏から膝にかけての痛みと筋肉がつってしまう


よく来られる患者さんで、いつも左首から肩にかけて痛みが出る方
なのですが、1ヶ月も空いたせいか、今回は珍しく、左太もも裏から
左膝にかけて痛みがあり、左太もも裏がつってしまうとのことでした。


さらに、左膝は仰向けで伸ばすのも痛いとのことでした。
そしていつも通り、また左首が痛くなってしまったとのこと。


この方はいつも首の左の2番(上から2番目の骨)と3番がズレて
います。2番の骨は頭を支える土台になるのですが、ここがズレる
と、顔は下方を向きやすくなります。


そのため、この方の場合は顔が自然と右下方に向きやすい状態なので、
それを補うために左腰をひねってカラダをまっすぐにしようと無意識
のうちにしているのだと思います。


その証拠に、骨盤の傾きは左を向いていました。
これは左腰椎にズレがあるということです。


それによって坐骨神経が圧迫され、坐骨神経に沿って筋肉の張りと
痛みが出ていると思われました。
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*図中の黄色い線が坐骨神経です


左膝も触ってみると、たしかにお皿の動きは悪いところがありましたが、
それよりも膝裏の方が硬くなっており、坐骨神経に連動していると推測
されましたので、まずは首のズレを取り、骨盤の傾きを整えてから、
腰、お尻、太もも裏、膝裏の順番で施術していくことにしました。


そうすると、やはり左腰椎のズレがありました。
お尻も、太ももも坐骨神経に沿ったところが痛かった、とのことでした。


それらを緩め、太もも裏の筋肉が付着している膝裏も緩めていくと
膝の痛みも、太ももの痛みもかなり軽減され、違和感もなくなりました。


膝が痛いときはどうしても膝だけを見てしまいがちですが、
その他の症状やその方の痛みの出方についてお話しを伺うと、
違った側面が見えてくることがあります。


今回の例は、まさにそういったことを改めて教えていただいた
気がします。


「木を見て森を見ず」ということにならないように、患者さんの
訴えによく耳を傾け、これまでの概念に捕われずに患部に対して
アプローチしていきたいと思います。


いい経験をさせていただきました。日々勉強ですね。

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