「張り」には3種類あります

よく「背中が張っている」、「足が張っている」など「張る」という言葉が使われますが、この「張り」には3種類あることをご存知でしょうか?




まず一つ目は「神経的な張り」です。


「神経的な張り」は、骨格のズレにより神経が圧迫されて起こる筋肉の張りで、言葉で表現すると「ピーンと張った」とか「筋張ってゴリゴリしている」と言うような独特の張り方で、触ればすぐにわかります。


ただし、残念ながらこの張りは、揉んだり、叩いたりしても緩まず、大元の原因になっている「ズレ」を戻さないと緩まないという特徴があります。


反対に、ズレを戻してあげれば、それだけで筋肉は勝手に緩み、張りも取れるという特徴もあります。


そのため、この「神経的な張り」を理解していない施術者が「何とか緩まそう!」と闇雲に力ずくでガリガリやってしまうと、逆に筋肉を痛め、さらに悪化させてしまうことになるので、とても注意が必要です(と言っても一般の方にはわからないので判断が難しいですが・・・)。


また、このタイプの張りはストレッチをしても取れません。


「ストレッチをしても全然張りが取れない・・・」という方は、この神経的な張りを疑った方がいいかもしれません。


二つ目は「筋肉的な張り」です。


「筋肉的な張り」は、同じ動作を繰り返し行ったりする時に出て来たり、骨格のズレの影響で通常とは違う体の使い方になったことで生じることがありますが、当の本人は張っていることに気づいていないことが多いです。


また、「神経的な張り」がある時に、「原因となるズレを取った後に残る筋肉の張り」というのも特徴的な張り方になります。


この場合、「筋肉の張り」なので、「神経的な張り」とは違い、力ずくでやっても緩みます(もちろん、力ずくでなくても緩みます)。


一般的に皆さんが「張り」と認識しているタイプがこの「筋肉的な張り」です。


骨格のズレを取った後、この筋肉の張りを緩ませることで状態はさらに良くなっていきます。


そのため、ただ「骨格を矯正する」、「ズレを戻せば大丈夫」ということではないので、当院ではズレを取った後に「しっかり筋肉を緩める」ということをとても大事にしています。


三つ目は「乳酸が溜まった張り」です。


乳酸は、筋肉を動かした時に生じる疲労物質ですが、筋肉痛の原因物質です。


「乳酸の張り」の場合は、やはり運動後に生じることが多いですが、それ以外にも例えば腕をよく使う仕事をされている方の腕の張りや階段の上り下りを繰り返し行う仕事をされている方の足の張りなどにも現れる張りです。


いずれも筋肉を動かし過ぎて「乳酸が溜まった」ことで起こる張りです。


そのため、施術的には乳酸を筋繊維から取り除くように、クリームやワセリンなどの摩擦を減らすものを使用して乳酸を取り除き、再び筋肉が通常通りに動かせるようにしていきます。




神経的な張りは注意が必要

このように、一言で「張り」と言っても3種類に分類され、またそれぞれの特徴も異なりますが、特に気をつけなくてはいけないのが、「神経的な張り」です。


「神経的な張り」は上述したように、「骨格のズレによって生じる筋肉の張り」ですので、むやみやたらに緩めようとするのは危険です。


かえって筋肉を傷つけ、炎症を引き起こし、さらに症状を悪化させてしまいます。


「ズレを取れば筋肉は勝手に緩む」という性質がありますので、ズレをきちんと取ることができれば、それほど力を加えなくても筋肉を緩ませることができます。


「マッサージとか行っても、いつもすぐに張ってしまうんだよな・・・」、「なかなか張りが取れないんだよな・・・」という経験がお有りの方は、「神経的な張り」が強く疑われますので、そのような場合にはお気軽に当院にご相談ください。


このブログが少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。


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