こんにちは。品川区目黒駅前「薬剤師の整体院YAJIMA」の矢島です。
いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
先日の日曜日に臨床心理士の方達向けの「薬の勉強会」で講師をしてきました。
今回は「抗うつ薬について」ということで、
・薬はどうやって作用するのか?
・抗うつ薬はどうやって抗うつ作用を示すのか?
・抗うつ薬にはどんな種類があり、どんな特徴があるのか?
・なぜ急に抗うつ薬を止めてはいけないのか?
・そもそも抗うつ薬は効果があるのか?
ということについてお話しをしてきました。
皆さん、大変熱心でたくさんの質問をしていただきました。また、説明の中でなかなかご理解いただけない点があり、今後の修正点としても大いに反省するところを教えていただきました。
あくまでも私個人の意見ですが、結論的には「抗うつ薬には抗うつ効果はあるけれど、プラセボ(有効成分を含まない薬)でも抗うつ効果を示すことから、メンタルヘルスの治療は薬ではない」ということが今回一番伝えたかったことです。
薬はあくまでも今の状況を楽にするための「ツール(道具)」であって、抗うつ薬でうつが治るわけではありません。
これはうつに限った話しではありませんが。
うつが治るために必要なのは、「自分自身が気づくこと、変わること」です。
そのために、それに気づくきっかけとして「カウンセリング」があり、その間を助けるために必要なのが「薬」である、ということだと思っています。
よく皆さんから言われるのが「薬に依存してしまわないか、不安なんです」ということなのですが、私はいつも「薬は利用するものです。『今は治るために必要だからこれを飲むのだ』と薬を利用すれば薬に依存することはありませんが、『この薬がないとダメだ』と薬に頼ってしまうと薬に振り回されて依存してしまいます。頼るものではなく、利用するものです。」とお伝えしています。
つまり、薬に依存するかしないかは「本人の意識」なのです。
たかが意識、されど意識。
そういう意識をするかしないかで、依存するかしないかが本当に大きく変わります。
「薬で楽になる」ことはありますが、「薬で治る」ことはありません。治すのは「自分自信」なのです。
この似て非なる言葉をきちんと理解すれば、薬との付き合い方も変わるのではないでしょうか?
私は「薬が悪」なのではなく、薬を「利用する側(医療者)」と「利用される側(患者さん側)」の問題だといつも思っています。
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2015年6月17日 3:04 PM| カテゴリー:お知らせ