こんにちは。品川区目黒駅前「薬剤師の整体院YAJIMA」の矢島です。
いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
前回の「ダイエット脳を鍛える方法17」では、「カロリーや量だけを抑えるダイエット法ではタンパク質が足りなくなることが多いため、タンパク質の摂取がとても大事です」ということをお伝えしました。
タンパク質は筋肉の大元になるため、とても大事な栄養素で、運動との関わりも大きい栄養素です。
そこで今回は、「運動」と「筋肉」と「ダイエット」との関係性についてお話ししたいと思います。
「痩せるためにはやっぱり運動は必要か?」との問いには、「必要」というのが答えになります。
中性脂肪は常に分解され、エネルギー源として使われますが、使われなかった分はまた中性脂肪に再合成されます。
そのため、運動することによって中性脂肪を消費すれば、中性脂肪の分解をさらに強めることができます。
しかし、最初の30分ほどは即効性のエネルギー源であるブドウ糖が使われるので、30分以上の運動をすることが必要です。
特に、体に酸素(O2)を取り込むことができる有酸素運動をすると脂肪燃焼効果が高いので、筋トレやダッシュ系の無酸素運動よりは、ウォーキング、ジョギング、ランニング、スイミングといった有酸素運動をするとより効果的です。
ただし、無酸素運動の代表例でもある筋トレは、
①筋肉がつくので基礎代謝が上がる
②筋肉量が増えるのでグリコーゲンを貯蔵するスペースが広くなる
ため、無酸素運動の筋トレもした方がいいです。
特に体幹を鍛える(ピラティスや体幹トレーニングなど)と、外側よりも内側に筋肉が付くので、見た目がムキムキにならずに筋肉が付き、さらに体幹が鍛えられるので姿勢がよくなるという効果が得られます。
では、痩せるためには食事と運動のどちらがいいのか?
痩せるためには食事も運動もどちらも大切です。
運動で消費できるエネルギーは、実はとてもわずかです。
例えば、1万歩あるいてもわずか300kcalしか消費されませんし、ランニング1時間したとしても400kcalくらいしか消費されません。
これはショートケーキわずか1個分ほどのカロリーです。
そのため、毎日三度三度摂る食事との組み合わせがとても大事になります。
しかし一方で、運動をしないと脂肪燃焼量が十分でないことや、運動で付いた筋肉によって基礎代謝が上がることなどを考えると、運動は痩せるための「必要条件」と言ってもいいものです。
ただ、忙しい毎日だとジムに行くこともできないので、日常の行動を工夫して少しでもカロリーを消費する習慣を身に付けることが大事です。
例えば、太っている人と、痩せている人が1日の間にどんな姿勢を取っているかを調べた報告によると、「太っている人は痩せている人に比べて、座っている時間が約2.5倍長く、立つ・歩く時間が約1/3しかない」ということがわかったそうです。
「電車では立つ」、「移動は歩く」、「階段を使う」などの日常の工夫が、後々大きな差になるのかもしれません。
「塵も積もれば山となる」ということですね。
では、運動は食事の前と後ではどちらがいいのでしょうか?
次回はその辺りについて触れてみたいと思います。
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2019年6月14日 9:03 PM| カテゴリー:ダイエット