こんにちは。品川区目黒駅前「薬剤師の整体院YAJIMA」の矢島です。
いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
前回、締め付けられるような頭痛には「前頭筋(ぜんとうきん)」、「後頭筋(こうとうきん)」、「帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)」が関係している、というお話しをしました。
それ以外にも頭痛に関係する頭部の筋肉があります。
頭痛に関係する筋肉1:側頭筋
その代表的な筋肉が「側頭筋(そくとうきん)」です。
側頭筋はこのように側頭部のところにある筋肉で、耳の前、上、後ろを覆っている顎関節の筋肉です。
そのため、顎関節が調子悪い方はここの筋肉が張っています。
また、ちょうどこの筋肉がある場所には、「三叉神経」と呼ばれる顔に行く神経の通り道でもあります。
こめかみ付近が痛くなる頭痛の時には、首のズレによってこの三叉(さんさ)神経が圧迫されるということと、それによって側頭筋が硬くなることが原因と考えられます。
従いまして、こめかみが痛い頭痛の時は、首のズレを取り、三叉神経の通り道に沿って側頭筋を緩め、顎関節の調整をすることがケアのポイントになります。
頭痛に関係する筋肉2:胸鎖乳突筋
一方、後頭部が痛い頭痛の場合は、前回お話ししました「後頭筋(こうとうきん)」だけでなく、「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」という首にある後頭部と胸の鎖骨を結ぶ筋肉も関係してきます。
胸鎖乳突筋は首を横に向けた時に出る首筋の筋肉で、首の前側が張ってしまう、といった症状に深く関わります。
この胸鎖乳突筋は後頭部に付着するので、この筋肉が張ると耳の後ろ辺りのところが痛くなる頭痛が引き起こされてしまいます。
また、首コリの原因にもなる筋肉です。
頭痛に関係する筋肉3:頭半棘筋、頭板状筋、頚板状筋
そして、意外とあまり知られていませんが、頭痛、特に後頭部付近の頭痛を引き起こし、ストレートネックにも関わる筋肉があります。
それが「頭半棘筋(とうはんきょくきん)」や、「頭板状筋(とうばんじょうきん)」、「頚板状筋(けいばんじょうきん)」です。
頭半棘筋は頭が前傾した時に首を支える筋肉のため、常に緊張状態にあります。
また、頭板状筋や頚板状筋は首の伸展に関与しているので、下を向く姿勢が多いとこれらが緊張しっぱなしになるため、張ってしまいます。
そのため、ストレートネックの場合は、これらの筋肉の過度な緊張が生じてしまうため、首が張ってしまい、さらに後頭部の筋肉も常に引っ張ってしまう状態なので、頭痛が起きやすくなってしまうのです。
また、これらの筋肉は首に付着しているので、首がズレてしまうと引っ張られたり、血行不良で硬くなったりするなどの影響をとても受けやすいです。
頭痛の原因の大元には、「首のズレ」が関わっていると再三申し上げてきましたが、その理由が少しはわかっていただけたでしょうか?
頭痛の機序のまとめ
大雑把にまとめると下記のような機序が頭痛の原因となります。
*前頭部の頭痛*
首がズレて、頭部の血行が悪くなり、前頭筋、帽状腱膜が張ることで生じる
*側頭部の頭痛*
首がズレて、三叉神経が圧迫されると同時に、胸鎖乳突筋が張り、側頭筋が硬くなることで生じる。
また、首のズレによって顎関節がズレ、それによって側頭筋が硬くなることで生じる。
*後頭部の頭痛*
首がズレて、首周りの筋肉が張り、後頭部が引っ張られることで生じる。
また、ストレートネックによっても生じやすい。
頭痛でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。
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