こんにちは。品川区目黒駅前「薬剤師の整体院YAJIMA」の矢島です。
いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
最近、急激に寒くなって来ましたが、こういう時期になると特に訴えが多くなるのが「手指の強張り」です。
中高年の女性によく見られるため、皆さん「リウマチではないか?!」ととても心配になって病院に行かれるようですが、血液検査で「リウマチではない」と診断されてホッとされるようです。
リウマチの場合、特徴的な症状は
・朝に関節の強張りがある
・手指の場合、「第二」関節が腫れる、痛む
・手首や膝などの関節が腫れる、痛む
・片側ではなく両側に現れる
というものです。
もし、朝起きた時に手指に強張りがある場合は、まずは上記の項目に当てはまるかどうかが一つの目安となりますので、ご参考にしてください。
手指の強張りには首のズレが関係
さて、中高年の女性によく見られる「朝の手指の強張り」ですが、それには「首のズレ」が関係しているかもしれません。
と言いますのも、首からは手指に行く神経が直接出ているため、大元の首の部分にズレがあるとその神経や血管を圧迫することになり、神経からの連絡や血液の流れが遮られてしまいます。
そのため、手指に神経からの命令や連絡がうまく伝わらなかったり、血液が十分に行き渡らなかったりしてしまうことで強張りが生じると考えられます。
実際に、私の経験上ですが、手指の強張りがある方はほぼ100%と言っていいくらい、首の状態は悪いです。
そして、首のズレを矯正していくと次第に手指の強張りが弱まり、気づくと「あ、そう言えば最近、朝起きた時に手指の強張りをあまり感じなくなった」という感想を述べられる方が多いです。
従って、朝手指の強張りがあるにも関わらず、血液検査でリウマチではないと診断されて原因がわからない場合は、「首のズレ」を疑ってもいいかもしれません。
と、ここで一つ疑問が生じます。
首が悪いのは何も女性に限定された話ではありません。
また、若い女性でも首が悪い人はたくさんいます。
それにも関わらず、中高年の女性に手指の強張りが見られると言うのは、本当に首のズレだけなのでしょうか?
そこには恐らく、「女性ホルモン」も大きく関与しているのではないかと想像できます。
女性ホルモンも朝の手指の強張りに関係する?
女性ホルモンには「エストロゲン」というものと「プロゲステロン」というものの2種類が存在しますが、このうち、エストロゲンが加齢と共に減少すると手指の強張りが生じやすいことが疑われています。
特に閉経後は、エストロゲンもプロゲステロンも減少しますので、「朝の手指の強張り」や「バネ指」ような症状が出やすいです。
エストロゲンを補給する食べ物では、大豆イソフラボンを有する大豆食品(大豆、豆腐、納豆、豆乳、厚揚げなど)が有名ですが、これらを毎日適正量摂取し続けるのは現実的に難しいです。
その場合には、大豆イソフラボンのサプリメントを服用するのも一手かもしれません。
こちらのサプリメントの摂取で朝の手指の強張りが治ったという女医さんのお話もあります。
*女医さんのお話はコチラ
エストロゲンが朝の手指の強張りに関係しているのであれば、「中高年の女性に多い症状」というのもうなずけますよね。
(中高年の女性に多く見られるバネ指も、恐らく女性ホルモンの減少と関係があると思います。)
首のズレが原因なのか、はたまたエストロゲンが減少したことが原因なのか、あるいはそれ以外が原因なのか、人それぞれ症状の程度や状態が異なるので一概には言えませんが、こうしたことも頭の片隅に置いていただき、ご自分に合った方法で治療されるといいのではないかと思います。
今回のブログが、朝の手指の強張りでお悩みの方の一助にでもなれば幸いです。
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2016年10月14日 9:10 PM| カテゴリー:首・ストレートネック, 上半身の症状コラム, 手指・バネ指