こんにちは。品川区目黒駅前「薬剤師の整体院YAJIMA」の矢島です。
いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
前回の続きのお話しです。
前回までに、GI値は「血糖値をどれだけ上げやすいか?」を表す指標とお話ししました。
しかし、これには「炭水化物の量が多いか、少ないかは反映されていない」ということもお話ししました。
そして、「にんじん」と「さつまいも」では「にんじん」の方がGI値が高く(GI値:80)、「さつまいも」の方がGI値は低い(GI値:55)ということもお話ししました。
一方、炭水化物の量は実際に食べる一食辺りの量で換算すると、「さつまいも」の方が圧倒的に多く(31.5g)、「にんじん」はとても少ない(4.6g)ということでした。
これをどう解釈すればいいのでしょうか?
GI値と炭水化物の量の関係は?
GI値は「にんじん」の方が高いので血糖値を上げるスピードは速いけれど、実際に食べる量の中に含まれている炭水化物の量は非常に少ないので、血糖値に与える影響が高いとは思えません。
一方、「さつまいも」はGI値は低いですが、実際に食べる量に含まれている炭水化物の量は「多い部類」に入ります。
つまり、「さつまいもはGI値が低いからたくさん食べてもいいんだ!」と思って食べ過ぎれば、いくらGI値が低いとは言え、血糖値を上げない訳ではないので当然太りやすくなりますし、「にんじんはGI値が高いから食べるのをやめておこう・・・」というのはナンセンスだということはおわかりいただけますよね?
何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」で、多過ぎても少な過ぎてもダメだ、ということです。
違うジャンルの食材でGI値を比較しても意味がない
また、GI値は同じカテゴリーの食材、例えば「麺類」とか「甘味料」とか「芋類」とかで比較するのは意味があると思いますが、ジャンルの違う食材と比較してもあまり意味がないと思います。
例えば、「うどん」は100g辺り270kcal(炭水化物56.8g)で「そば」もほぼ同じ274kcal(炭水化物54.5g)ですが、「うどん」のGI値は80に対して「そば」のGI値は59とかなり開きがあります。
そのため、「うどん」よりも「そば」の方が太りにくい食べ物と言えます。
というような比較をするには意味がある数値だと言えますが、例えば「じゃがいも」のGI値は90で「チョコレート」のそれは91とほぼ同じですが、チョコレートは557kcal(炭水化物55.4g)に対してじゃがいもは76kcal(炭水化物17.6g)です。
これを同等に扱ってもあまり意味がないということです。
GI値は血糖値を急激に上げ過ぎないよいにする食べ物を摂る指標としてはとても大事ですが、そこに「炭水化物の量」ということも頭に入れておかないと、数値に振り回されてしまいます。
カロリーではなく、その中身が大事
これはカロリーにも同じことが言えますね。
カロリーはたしかに少ない方がいいですが、問題はその中身のバランスです。
例えば「300kcal」と一口に言っても、「脂質だけの300kcal」と「タンパク質も、脂質も、炭水化物もバランスよく含まれている300kcal」とでは、どちらが栄養価が高いか?ということは、一目瞭然ですよね。
しかも、GI値は「単独で摂った時の値」ですので、たとえGI値が低くても他のGI値が高い食材と一緒に食べれば、結果、元の値よりもGI値は高くなりますし、食べる順番や調理法によっても、その値が変わってくるという性質も持ち合わせているため、あまりこの数値に囚われ過ぎてはいけません。
GI値の数値に惑わされずに、正しい判断ができるようにしたいものですね。
当院の「ダイエットレクチャー」は、こういった内容をお伝えし、正しい知識を身につけていただくことを目的としております。
また、施術中にもこのようなお話しをしております。
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One Response to “GI値に惑わされてはいけません!”
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2013年10月16日 12:41 PM| カテゴリー:ダイエット
[…] ん」と「さつまいも」では「にんじん」の方がGI値が高く (GI値:80)、「さつまいも」の方がGI値は低い(GI値:55)ということ もお話ししました。 一方、炭水化物の量…[続きを読む] […]