坐骨神経痛はどうして起こるのか? その1

昨日のブログ記事に対して「坐骨神経痛はどうして起こるの?」と患者さん
から聞かれましたので、もう少し詳しく説明したいと思います。


坐骨神経は、体の中で最も太く長い足の神経です。


皆さんが椅子に座った時に、お尻に手を当てると「ゴツッ」とした骨に
触れるのがわかると思いますが、それが「坐骨結節」という骨です。


大雑把に言うと、坐骨神経は腰から出発し、その坐骨結節の上にある穴
から出て、梨状筋(りじょうきん)という筋肉の下を通り、太ももの裏
を通って膝裏まで伸びています。
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*上の丸で囲ってあるところが「梨状筋」で、その下に丸で囲った黄色い
神経が坐骨神経です。坐骨神経は梨状筋の下を通って下肢へと伸びています。


さらに、膝裏まで来たら2本に枝分かれして、1本はそのままふくらはぎ
から踵へ行き、もう1本はスネの方に行った後、つま先まで行きます。
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*丸で囲った膝裏部分を見ていただくと、2本に枝分かれしているのが
分かるかと思います。枝分かれした後、それぞれ足裏、足先まで伸びて
います。


このように、坐骨神経は腰を出た後、お尻、太もも裏を通って、
足裏、足先まで伸びている長い神経で、下肢全体に行き渡っています。


坐骨神経は途中で枝分かれして別の神経になるものの、それは人が勝手に
つけた名称であって、坐骨神経を出発点とした神経自体は寸断されること
なくずっと繋がっていて、下肢全体を支配しています。


そのため、この坐骨神経に障害が生じると、下肢に痛みやしびれが出る
のです。これが坐骨神経痛です。


では、どうしてこの坐骨神経に障害が生じてしまうのでしょうか?


それは次回にまたお話ししたいと思います。

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