施術歴17年。医療現場で経験を積んだ薬剤師で薬学博士の整体師が施術を行います。
皆さまから「手術した後、手術箇所の皮膚がひきつれる感じがある」、「皮膚が突っ張る感じが取れない」などのお問い合わせをよくいただきます。
皮膚を切開する時に、動脈は切らないようにしますが、それでも毛細血管は切らざるを得ません。
その時に出血した血が縫合部に固まり(全ての血を拭き取ることはできないので)、 それが神経を刺激して痛みが出ることがあります(というイメージです)。
また、縫合によって皮膚が突っ張る感じ(つれるような感じ)が生じ、 それが痛みとして認識される場合もあります。
こういう時は縫合部のところにワセリンやクリームを塗って、 その血を溶かすような「イメージ」で縫合部を直接優しく緩めていくと、ゴリゴリした感触が段々となくなり、 それとともに皮膚の突っ張り感も徐々になくなっていきます。
・十数年前の自転車事故による腕の手術後の痛み
・膝の前十字靭帯の手術後の痛み
・下腹部の手術後の突っ張り
・帝王切開後の突っ張り
などのこれまでの私の経験上ですが、術後の経過期間に関わらず縫合部のケアをすると改善されることが多いので、手術後、何年か経った後でもこのケアは有効だと思います。
できれば術後、 抜糸をしてからなるべく早めに縫合部のケアをすると、辛い思いをしなくてもすむのではないかと思います。
ただ、治療家のほとんどは「怖くて触れない」ということで、 あまり対応してくれるところはないかもしれません。
その場合は、先ほどお伝えしたようなイメージでご自分で試してみてください。
もしやり方がわからなかったり、やっても効果を感じられないような時は、お気軽に当院にお問い合わせください。
術後何年経っても縫合部に痛みや違和感を生じていらっしゃる方は、 縫合部のケアをされることをオススメいたします。
具体的な改善症例「手術後の縫合後の突っ張り」については、コチラのブログをご覧ください。