ふくらはぎや太ももの肉離れ



性別:男性
年代:50代
主訴:右足ふくらはぎの内側が痛く、歩けない


この方は先週土曜日に来られた方ですが、当日
の朝、駅の階段の残り数段上から飛んで降りた
時に右足がつってしまい、そのままの状態で右
足から着地したため、全体重が右足にかかり、
右ふくらはぎを肉離れした様子です。


「年甲斐もなく、なぜか飛んでみたくなっ
た・・・」とのこと。


おかげで負った代償はあまりにも大きかった
ようで後悔していました。


しかも、この方のご職業は「美容師さん」。
カットしたり、パーマしたり、ブローしたり、
など、何かと立って作業することが多いため
「何とかしてほしい」との切実なるご要望
でした。


通常、筋肉は「ミオシン」という筋繊維の中
に「アクチン」という筋繊維がスライディン
グするように滑り込むことによって、筋肉が
収縮する仕組みになっています。

筋繊維のスライディング


肉離れの場合は、これらの筋繊維が「ブチッ」
と切れてしまっているので、筋繊維に炎症が
起きていることはもちろんのこと、このスラ
イディングがうまくいかず、他の筋繊維に負
荷がかかるため、収縮時に痛みが生じます。


また、筋繊維が切れているということは、当
然周りにある毛細血管も切れていますから、
内出血も生じています。


この内出血した血が筋繊維の間に入り込んで
しまうと、スライディングが滑らかにいかな
くなってしまうことも、収縮時に痛みが出や
すくなってしまう原因です。


「肉離れが治った」と思っていても、この切
れた筋繊維同士はきれいにくっつかないため、
肉離れした箇所には負荷がかかりやすく、同
じところを何度も肉離れしてしまうのです。


そこで、肉離れした箇所の筋繊維同士がまた
きれいにくっつき直すように、筋繊維に沿っ
て筋繊維一本一本がバラバラになるようなイ
メージで親指で筋肉を滑らせるストリッピン
グという手技で治療していきます。


今回のケースでは肉離れ直後でしたが、治癒
を早めるために痛いのを我慢してもらいなが
らストリッピングをしていきました。


また、階段を飛び降りる前に「右足をつった」
とのことだったので、首、背中、骨盤のズレ
も生じていると考え、これらの矯正も併せて
やりました。


「足首の捻挫はなかった」とのことでしたが、
足首の関節、膝の関節も念のためケアし、下腿
二頭筋の張り具合もチェックしながら右ふくら
はぎのケアをしました。


施術後はふくらはぎの筋肉がだいぶ揺れるよう
になり、触った感触も来られた時とは変わりま
した。


患者さんには「冷やす、温める」を交互に何度
も行うようにお伝えし、しばらくは湿布(1
日、2日は冷やす湿布、それ以降は肌色の湿布)
をするようにお話ししました。


結果は、施術直後はまだ痛みが残っていまし
たが、時間が経つにつれ、だんだんと歩ける
ようになったそうで、翌日の仕事も難なく一
日乗り越えることができたとのことでした。


安心しました。


肉離れをして3日経ち、患部の痛みは多少残っ
ているようですが、平地を歩くのは全く問題な
いところまで回復したとのことでした。


いやぁ〜、ホッとしました。よくなっていただ
いてよかったです。


こういうことがあると、「この仕事をしてよ
かったなぁ〜」と思いますね。


これからも一人でも多くの方の痛み、辛さを改
善するお手伝いができれば・・・と思っていま
す。




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