過去に、交通事故や頭を打つようなケガをしたことはありませんか?
たとえば、「幼い頃に経験した事故やケガは、年齢を重ねるにつれて影響が出やすい」と申し上げたとしたら、「そんな昔のことが影響するの?」と疑問に思われるかもしれません。しかし、痛みは取れていたとしても、ズレは取れていないまま歳を重ねているため、その影響が年齢とともに現れてきます。実は、それが不調の大きな原因となるのです。そして年齢とともに辛さが増していくという特徴があります。
日常生活でもズレます
首がズレる原因は、上述のような交通事故や頭をぶつけるようなケガといった大きなことだけでなく、スポーツで痛めた、ソファーで寝てしまう、寝違えた、枕の高さが合わない、噛み合わせが悪い、頬杖をつく癖があるなどの日常生活に至るまで様々です。
このように、色々な理由で「首」はズレてしまいます。それはヒトが両手を自由に使えるようにするために、二足歩行で歩けるようになった代わりに、重力の影響を受けやすくなった代償なのかもしれません。
ズレは放っておいてもよくなりません
ズレは放っておいてもよくなることはないので、それを戻すことが改善の近道です。ただし、古いズレの場合は長い間ズレた状態を正しいと身体が誤って認識しているため、「矯正後が正しい骨格である」と認識させるにはある程度の時間が必要です。この「誤った身体の認識」を正していくことが痛み、辛さの解決に繋がります。
●どうして骨格矯正が必要なの?
①痛みや辛さの大元となる身体のバランスの崩れやねじれを解消するため
②神経的な張りを取るため
③しびれやピキーンとくる痛みを取るため
ピキーンとくる痛みはズレた骨が神経に触れてしまっているために生じます。
こうした症状はズレた骨が原因となっているため、そのズレを取り除き、さらにズレによって生じた筋肉の張りを緩めていくことで多くの場合解消されやすくなります。
心当たりはありませんか?
- □首を回した時に引っかかるところがあったり、痛むところがある
- □首を上や横に向けると向きにくかったり、痛みがある
- □仰向けになって首を触った時に、コリのような突起がある
- □上腕の外側の筋肉が硬かったり、押されると痛みがある など
これらは一例ですが、首がズレているかどうかの目安になります。