前回までに気功の師匠との出会いと師匠のところで勉強させていただいていたところまでお話ししました。
しかし仕事の関係でなかなか勉強する時間が作れず、でも、もう少し経てば時間が作れそうと思っていた矢先に・・・
突然の訃報がありました・・・
本当にそれはあまりにも突然でした。
そしてその事実をなかなか飲み込めず、また今後どうすればいいのか途方に暮れました。
「もっと色々教えていただいておけばよかった」
「もっと時間を作って勉強しに行けばよかった」
「仕事が忙しいなんて言わずに時間を作ればよかった」
当然のことながら出てくる思いは後悔ばかり。
感謝の気持ちも伝えられず、お別れの言葉も言えず、数ヶ月前に会話したのを最後に逝ってしまいました。
その時も僕の現状をよく理解してくださって、
「時間はあるから焦ることはない」
と温かい言葉をかけてくださいました。
しかし、今となっては
「時間があると思っていても人生どうなるかわからない」
「やりたいと思っている時にやらないと後悔する」
そういうことを身をもって教えてくださったように思えます。
色々と理由があり、大学を辞めた後もすぐには整体師として活動できず、また親の反対もあってなかなか思うようにいかない状況が続いていたのですが、こうした事態になっても私の整体師になる気持ちが揺らがなかったので、反対していた私の家族もようやく認めてくれました。
(なぜもっと早くにならなかったのか?の詳細についてはまた後日・・・)
べらんめい口調で口が悪く、悪態もつくようなおっさんでしたが、人一倍優しく、面倒見がよく、不思議と人を引きつける方でした。
後に聞いた話しでは、最期は末期がんの方を診ていて大分疲れていたそうです。
気功師はよく「(病の気を)もらってしまうと最後」と言われるぐらい、邪気をもらうと一般人よりも早く病に侵されてしまうようなのです。
それを証明するかのように、死体解剖した結果、
「この人は何をしていた人なの?」
と医者に驚かれたぐらい心臓が数倍にも肥大していたそうです・・・
最後の最後まで人のために命を尽くした師匠に恥じないよう、自分で決めた道をしっかりと歩み、立派な整体師になることを天国の師匠に誓います。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
安らかにお休みください。
2014年3月8日 6:26 PM| カテゴリー: