大学を辞めて一年目は長兄の下で働いていましたが、二年目はワケあって次兄の会社に異動となりました。
この次兄がビジネスに厳しく、これまでの私の人生自体を全て否定するかのような厳しい指導で、毎日のように怒られ、ダメ出しされる日々を送っていました。
「人生の中で二度と戻りたくない時間」の三本の指に確実に入るぐらい辛い毎日でした・・・
なかなか整体師になれない状況と、次兄から受ける毎日の叱責に、心が折れかかっていた矢先、先日のブログで書いたように気功師の師匠が急逝してしまったのです・・・
仕事を楽しそうにやっていない私の姿と、師匠が急逝してもまだ整体師になることをあきらめていない私の意志を知り、これまで整体師になることに賛成していなかった次兄が、
「そんなにやりたいなら整体師になるか」
と助け船を出してくれ、父親の説得に協力してくれたのです。
そのおかげで円満ではなかったかもしれませんが、無事に整体師の道を歩むことができるようになったのです。
こうして大学を辞める時、そして実家の会社を辞める時と二度にも亘ってすんなりと整体師になれない時間を過ごしたため、今、こうして整体師として仕事ができていることにとてもやりがいと楽しさと喜びを感じています。
もしかしたらこの時に、私の気持ちを試されていたのかも知れません。「貫きたいほどやりたいことなのか?」と。
また、すんなりなれなかったことが、今の喜びを感じる原動力にもなっているのは間違いありません。
実家で経験させてもらった二年間は、周りからも「甘い」と思われていたと思いますし、私自身もそう感じていましたが、それでも私にとっては本当にいい勉強になりました。
次兄の指導が厳しく、辛かった日々も今ではとても役に立っているので、心から感謝しています。
あの二年間を経験せずにいきなり整体師の世界に入っていたら、大学時代のことも含め、私の性格では相当に視野が狭く、世の中を知らないままの偏った人間になっていたように思います。
「人生、無意味なことなどなにもない」ということを今まさに肌で実感しています。
私が整体師になれるようにご協力いただいた全ての方に心から感謝申し上げます。
「ありがとうございました」
2014年3月8日 6:31 PM| カテゴリー: