私が整体師になったワケ その7

「私が大学を辞めて整体師になるのを反対し
ている教授が、こんな凄腕の整体師の方を紹
介してくれるなんて何て心が広いんだ」


と何の疑問も抱かずにいましたが、これには
私の大きな勘違いがありました・・・


実は、教授もこの方が「ゴッドハンド」と呼
ばれているとは思っていなかったようで、水
商売と掛け持ちでやっているので、
「よっぽど生活が大変なんだろう」
と思っていたようなのです。



そこで私に、


「な、現実の世界は厳しいだろ?だから今か
らやるのは止めておきなさい。」


ということを伝えようと、あえてこの方に会わ
せてくださったそうなのです。


ところが、私がこの方と色々とお話しをさせて
いただいて、


「僕はもう30歳を超えて結婚もしています。
そんな状況下で今からやるのは難しいでしょう
か?」


と恐る恐るお聞きしたところ、予想に反して、


「大丈夫だよ。すぐにできるようになるから。」
「ヒマな時はここに遊びに来たらやってるとこ
ろ見せてあげるよ。」


という言葉が返ってきたのです。



実際にはすぐにできるほど簡単ではなかったの
ですが、この言葉にすっかり勇気づけられてし
まった私は

「よし!やろう!!」

と、抱いていた一抹の不安な気持ちが、どこか
遠くへ吹き飛んでしまうのを感じました。



そして私は、冒頭で述べたような

「反対しながらも、こんな素晴らしい方を
紹介してくださる教授は、何て心が広いんだ」

という気持ちになってしまったのです。



このように、


「教授の「生活が大変なんだろうな」という
師匠の生活に対する勘違い」

「私の「教授はなんて寛大なんだ」という教
授の本当の思惑に気づかなかったという勘違い」


が偶然にも重なり合い、教授の思惑に反して、
現在の師匠との出会いによって、私の整体師
になる気持ちが確固たるものになってしまっ
たのです・・・


私と教授の「偶然の勘違い」が引き起こした出
来事ではありましたが、今思えば、これは「必
然の出会い」だったのではないか?と思います。


間違いなく、師匠なくしては今の私はありませ
ん。それくらい、技術的にも知識的にも色々と
学ばせていただいてます。


この出会いがなかったら・・・


怖くて想像することもできません。


ところで、このシリーズの最初から読んでく
ださっている方は、私が整体師になるきっか
けを作ってくださった、
「最初の気功の師匠はどうなっているのか?」
と思われているかも知れません。


気づかなかった方の方が多いかも知れません
が・・・


実は・・・


これには悲しいお別れがありました・・・



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