私が整体師になったワケ その5

整体師になることを決意したものの、当然、
周りからは大反対されました。


研究室の教授や助教授の先生にも、


「ここまでお前にを育てるのに、どれだけの
時間を費やしてきたと思っているんだ!」

「ここまでやってきたことを無駄にするのか?」

「後任はすぐに見つかるものではない。その辺
はどう考えているんだ!」

「結婚したばかりだろ?生活はどうするんだ?」

「何で今じゃないといけないんだ?」


などなど・・・


当たり前ですよね。


当時、その年の春に結婚したばかりということ
もあり、色々と心配してくださって言っていた
だいたのですが、今となってはとても当たり前
に思えることも、残念ながら、当時の私はそう
捉えることができませんでした・・・


「なぜこの気持ちをわかってくれないんだ!」
「今しかないんだ!今を逃したら絶対にできない!」



根拠はなかったのですが、なぜかそう強く思っ
ていました。


「今しかない!」と。


しかし、先生方は、私を研究室の後継者として
考えてくださっていたので、そう簡単には認め
てはくれませんでした。



それは当たり前のことです・・・・



今後の研究室の将来像や人事のことなど、
すぐに決められるものではないので・・・


しかし私も、先生方にこの気持ちをわかって
いただこうと、あきらめずに粘り強く粘りに
粘って、一年間かけて説得し続けました。


残念ながら、最後の最後までお許しはしてい
ただけませんでしたが・・・



それでも、

「俺たちにも研究の世界での夢がある。だか
らお前が夢を追いかけたいと思う気持ちはよく
わかる。許すことはできないけど辞めていくこ
とは仕方がない。」


と言って最後は背中を押してくださいました。


とてもありがたいことでした。


今回の私のわがままな決断で、多くの方々に
ご迷惑をおかけしました。


特に私を立派な研究者に育てようとしてくだ
さった教授、助教授の先生方には、その恩を
仇で返すような形で出て行ってしまい、たと
え自分の夢を追いかけるためとはいえ、今で
も本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。


また、後任の方々にはその方達の人生設計を
狂わせてしまうような形になってしまい、大
変なご迷惑をおかけしました。


今でもその思いは心に強く残っているので、
成功することが唯一の恩返しと思い、
日々精進していきます。


その第一歩として、この度、目黒にて「薬剤師
の整体院 Yajima」を開業することができまし
た。



まだまだ一歩、一歩、その歩みは遅いですが、

「あの時、お前をこの道に進ませてよかった」

と思っていただけるように、月並みな表現です
が、これからも頑張っていきます。


次回、「私が整体師になったワケ その6」
ではこの道に進む後押しをしてくれた整体の
師匠との出会いについてお話ししたいと思います。



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