「整体師の資格が短期間で取得できる」
ということに不安を感じなかったワケではないですが、
「机上の理論よりも、いかに実践で経験や腕を磨くか」
ということの方が大事だと思っていました。
幸い、薬剤師の資格を持っているので基本的な知識はありますから、
「あとは上積みの知識をつければ・・・」
という思いもありました。
とはいえ、もちろん最低限の基礎知識がないと、上達のスピードも上がりませんし、壁にぶち当たったときの乗り越え方もわかりませんから、勉強は必要です。
ただ、基本的な知識は持ちつつも、始めに詰め込みすぎて「頭でっかち」になるよりは、
「経験の中から学ぶ方がより活きた知識になる」
と思っています。
実際のところ、学校や教科書で学ぶことよりも、患者さんから教えていただくことの方が遙かに多く、たくさんのこと学ばせていただいてます。
「習うより慣れろ」
このことわざの実践を地でいっている感じです。
似たような症状であっても、原因は患者さん一人ひとりによって大きく違います。
また患者さん自身の苦痛の表現も様々です。
難しいことですが、なるべく先入観を持たずに原因箇所に目星をつけ、手や指で感じながら痛みや辛さの原因を探っていく、ということが大事だと思います。
それが師匠のスタイルでもありますし、多くの場合、それによって改善に繋がることを経験しています。
なので、毎日飽きませんし、楽しいです。
なお、不安を感じさせないために申し上げておきますが、整体の学校の成績は知識・技術ともに上位で表彰もされていますので、そこのところはご安心ください(決して自慢ということではありません)。
それから・・・
私が今こうやって充実した毎日が送れるのも、二人の偉大な師匠と実はもう一人、大事な人のおかげなのです。
それは次回、最終回でお話ししたいと思います。
2014年3月8日 6:36 PM| カテゴリー: