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新インフルエンザ治療薬の効果はいかに?

先日、不覚にも人生初のインフルエンザに罹ってしまいました・・・。

B型でしたが、何日間か非常に辛い思いをしました。

インフルエンザについてはこちらのブログに詳しく記載しておりますが、簡単にインフルエンザに関しておさらいしたいと思います。

インフルエンザって何?その1
インフルエンザって何?その2

【インフルエンザウイルスの画像】

島根県感染症情報センターのサイトより画像引用

インフルエンザウイルスは上記の画像のような表面がトゲトゲした突起が付ています。

そのトゲには2種類あり、一つは「ヘマグルチニン」というもので、もう一つは「ノイラミニダーゼ」というものです。

ヘマグルチニンは感染する細胞の表面にくっつくためのもので、標的の細胞にくっついた後、細胞内に取り込まれてその細胞にインフルエンザウイルスを増殖させます。

ウイルスは「核」を持たないため、自分自身で増殖することができなく、感染した細胞に取り込まれて増殖させる、という特徴があります。

増殖したウイルスは、そのままでは細胞の外に出られないので、ノイラミニダーゼというウイルスの表面にある酵素を使って、細胞からウイルスを切り離して、別の細胞へ感染できるようにします。

今までのインフルエンザの薬(タミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタ)は、このノイラミニダーゼという酵素の働きを抑える薬ですので、治療薬ではなく「次への感染が広がるのを抑える薬」ということになります。

それが、今年、2018年の5月に新しいタイプのインフルエンザの治療薬と言ってもいい「ゾフルーザ」という薬が発売されることになりました。

しかも1回飲むだけの錠剤という画期的な薬です。

インフルエンザウイルスは核、つまりDNAを持たないのですが、それに変わる遺伝情報をRNAという形で保有しています。

ただ、残念ながらインフルエンザウイルスは、その遺伝情報を自らの力で転写することができないため、動物やヒトに感染して、動物やヒトが持つ転写機能を変化させることによって増殖させます。

今回の薬が他のタイプのインフルエンザ薬と違うのは、このインフルエンザウイルスが持っている「RNA」という遺伝情報をヒトの細胞の転写させる過程をブロックする、というところにあります。

つまり、インフルエンザウイルスを「増殖させない」働きをする、ということです。

前述した通り、既存のインフルエンザ薬はインフルエンザウイルスを「拡散させない」薬であるのに対し、今年の5月に発売予定の「ゾフルーザ」という新薬はインフルエンザウイルスの「増殖自体をさせない」薬ですので、体内でインフルエンザウイルスが検出されなくなるまでの期間がタミフルよりも短かったということが報告されています。

ということは、インフルエンザからの治りが早いということになりますし、学校や職場への復帰がこれまでに比べると早くなる(周囲に感染させる確率が低くなるため)と考えられるので、結果として感染を広げる可能性も低くなると思われます。

なお、副作用はタミフルよりも少ないとされているようですが、効果はタミフルと同様とのことですので、インフルエンザの症状そのものを弱くするということではないようです。

しかし、それでもこの薬が出ることによって、

インフルエンザからの回復が早い

インフルエンザの感染を広げる可能性も低くなる

ということが考えられますので、今後の効果が非常に楽しみです。

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