ダイエット脳を鍛える!その9「脂質は太る?太らない?」

前回の「ダイエット脳を鍛える!その8」では、GI値ではなく炭水化物の量も加味した「グリセミック・ロード(GL)値」に注目しましょう、というお話をしました。

 

 

今回は、これまで太る原因とされてきた「脂質」について触れていきたいと思います。

 

 

以前に「ダイエット脳を鍛える!その3」で「中性脂肪が増える原因は糖質・炭水化物である」と書きました。

 

 

そこで、このブログを読んでいただいている方の中には「あれ?太る原因は脂質じゃないの??」と思われた方もいらっしゃると思います。

 

 

たしかに、脂質の摂り過ぎは太る原因になりますが、直接的に中性脂肪を増やすのは「糖質・炭水化物」です。

 

 

どういうことかと言いますと、脂質のエネルギーは1gで9Kcalというエネルギーがあり、糖質は1gで4Kcalなので実に糖質の2.25倍も効率がいいエネルギー源になる訳ですが、逆に言うとその脂質のエネルギーを消費するのには糖質の2.25倍の労力が必要になる、ということです。

 

 

つまり、脂質自体が中性脂肪を増やすと言うよりも、脂質のカロリーが高いため、摂取量が多いとエネルギーを消費しきれずに「摂取エネルギー>消費エネルギー」という図式になってしまい、ダイエットの基本原則である「摂取エネルギー<消費エネルギー」の反対符号になってしまうことが、脂質の摂り過ぎによって太る原因ということです。

 

 

「太る」というのはもちろん中性脂肪が増えるということですが、中性脂肪を作る大元は糖質ですので(一部、脂質由来のグリセロールも必要になりますが)、エネルギーを消費しやすいように脂質の量を減らせば、トータルの摂取エネルギーを減らすことができるので、摂取エネルギー<消費エネルギーの構図になりやすいということになります。

 

 

 

では、「糖質と脂質、減らすならどっちがいいの?」という質問が聞こえてきそうですが、答えは「両方を適度に減らす」です。

 

 

糖質は摂り過ぎによって中性脂肪を増やす「直接的」な原因になりますし、脂質もコレステロールや中性脂肪を増やす「間接的」な原因になります。

 

 

最近流行の「糖質オフダイエット」のように極端に糖質を減らしすぎるとイライラしたり、疲れやすくなりますし、筋肉も減ることが問題となっています(きちんとタンパク質摂取と運動をしていれば問題はありませんが)。

 

 

一方、脂質を減らしすぎると脂分が足りないために腹持ちが悪くなり、満足感が得られないのでつい食べてしまう、ということになります。

 

 

結果、どちらにしてもダイエットに失敗してしまうことに繋がります。

 

 

さらに、脂質はビタミンの吸収を助けたり、肌につやを出したり、ホルモンを作ったりと大切な栄養素ですので、極端に脂質を減らすダイエットをしてしまうと、肌が荒れたり、カサカサになったり、ホルモンバランスが崩れて体調不良を引き起こすなどの影響が出てしまいます。

 

 

肌を含む細胞膜は「リン脂質」と呼ばれる脂質が関わっていますし、ホルモンの原料となる「コレステロール」は脂質が原料となっているのです。

 

 

そのため、脂質を減らし過ぎるのは危険です。

 

 

と、ここで朗報です。

 

 

実はあまり知られていませんが、脂質は「良質の脂質」であればコレステロールを下げたり中性脂肪を下げる効果があります。

 

 

なので、そういう脂質はあえて積極的に摂ることが大事です。

 

 

次回は「どういう脂質がいい脂質で、どういう脂質が悪い脂質なのか?」について、触れていきたいと思います。

 

 

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