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【ダイエット脳を鍛える方法14】コレステロールの真実(3)

こんにちは。目黒駅前「薬剤師の整体院YAJIMA」の矢島です。

 

 

いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

 

 

前回、「ダイエット脳を鍛える方法13「コレステロールの真実その2」」で、「食事由来のコレステロールは全体の20%ほどしかないこと」、「摂取基準の上限が撤廃されたこと」、「卵を摂取してもコレステロール値にはあまり影響がないこと」、「コレステロール値が高い方が寿命が長い可能性が指摘されていること」などをお伝えしました。

 

 

そうなると、「コレステロールを摂取しても大丈夫なのではないか?」と思われるかもしれませんが、それでもやはりコレステロールと動脈硬化などとの関連性はあるため、過剰なコレステロールの摂取は控えた方がいいと思います。

 

 

と言いますのも、「悪玉コレステロール」とされている「LDLコレステロール」は「それ自体は悪玉ではない」のですが、LDLコレステロールが「酸化」されてしまうと「酸化LDLコレステロール」という大変厄介なものに変換されるのが問題だからです。

 

 

酸化LDLコレステロールは、血管壁の内膜に入り込み、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を引き起こすと考えられています。

 

(循環器疾患の検査と治療から画像引用)

 

 

「酸化」されるというのはどういうことかと言いますと、対象の物質が酸素と化合することで、他の物質の性質を変化させる反応のことです。

 

 

釘や鉄が「錆びる」という現象が酸化の代表例と言えます。

 

 

体内で酸化反応が起こることを「体がサビる」と表現するのはこのためです。

 

 

最近、巷でよく見聞きする「水素水」は、酸素とは反対に「酸化された状態を還元して元に戻す」という「還元作用」を有するため、アンチエイジングに有効ではないかと期待されているわけです。

 

 

さて、呼吸で取り込んだほとんどの酸素は、「ミトコンドリア」という細胞内にある小さな器官で使われて多量の「エネルギー」を生み出します。

 

 

*ヒトの細胞内にミトコンドリアが存在する、という図

(FMFT健康カウンセラー プロアスリート・芸能人の栄養指導より画像引用)

 

 

と同時に、酸素の一部は「活性酸素」と呼ばれる「大気中の酸素が変化した反応性の高い化合物」に変化します。

 

 

呼吸中の2%程度が活性酸素になると言われており、酸素よりも「強い酸化力」を持ちます。

 

 

*糖質、酸素からミトコンドリアでエネルギーと活性酸素が生み出される、という図

(おおた内科消化器科クリニックより画像引用)

 

 

活性酸素は細胞を錆びつかせ、傷つけるため、多くの疾患の発症や老化の進行と関わりがあります。

 

 

呼吸だけでなく、熱や光、紫外線を浴びたり、激しい運動によっても活性酸素が生じるだけでなく、喫煙や飲酒、酸化した食用油などの摂取によっても産生されます。

 

 

 

特に「酸化した食用油の摂取」は、加工した惣菜やファストフードの摂取で容易に体内に入ってしまいますので、「n-6系(オメガ6)脂肪酸」のところでもご説明した「n-6系(オメガ6)脂肪酸の摂取」という観点からだけでなく、活性酸素を無用に取り込まないためにも「酸化した食用油の摂取」は控えるのが望ましいです。

 

 

 

と、ここまで書くと活性酸素は「超悪者」のように捉えられてしまうかもしれませんが、活性酸素は体内に侵入したウイルスや細菌を殺すという大変重要な役割を担っているため、体に悪いことばかりする訳ではありません。

 

 

また、活性酸素が生じることによって「自然な老化」も同時に引き起こされることになるため、活性酸素の生成は自然の摂理に沿った自然現象とも言えます。

 

 

 

 

問題は必要以上に「活性酸素が増えすぎること」です。

 

 

LDLコレステロールもそれ自体が問題というよりは、「酸化」されて「酸化LDLコレステロール」になってしまうことが問題なので、「LDLコレステロールが酸化されるのを防ぐ」ことが大事だと言うことです。

 

 

 

つまり、LDLコレステロールが活性酸素による「酸化」を受けなければいいのですが、LDLコレステロールの量が多いと「酸化を受ける確率が高まる」ということになるわけです。

 

 

そのため、「LDLコレステロールの値が高過ぎるのが問題」というのは、「酸化を受ける確率が高まるから問題」という理屈に繋がります。

 

 

これらのことを考え併せると、「LDLコレステロールの値を正常に保つこと」、「活性酸素による酸化を受けないようにする」ことが動脈硬化やがんなどの病気にならないようにする手段の一つと言えます。

 

 

「活性酸素による酸化を受けないようにする」というのは、「酸化を防ぐ「抗酸化作用」を持つ食べ物を多く摂る」、「活性酸素を増やすような生活習慣を改める」というのが対策になってきます。

 

 

例えば、抗酸化作用を持つ栄養素とそれが含まれる食べ物には次のようなものがあります。

 

【抗酸化作用を持つ食べ物】

  1. ベータカロテン

    ニンジン、カボチャ、ほうれん草など
  2. ビタミンC

    レモン、ミカン、ブロッコリー、小松菜など
  3. ビタミンE

    アーモンド、ほうれん草、カボチャ、イワシなど
  4. ポリフェノール

    赤ワイン、ブルーベリー、ココア、緑茶、リンゴ、大豆など
  5. フラボノイド

    レタス、春菊、玉ねぎ、大豆、緑茶など

 

 

また、活性酸素を増やしてしまう要因には次のようなものがあります。

 

【活性酸素を増やす生活習慣】

  1. 喫煙
  2. 過度の飲酒
  3. 激しい運動
  4. 酸化された食用油の摂取
  5. 睡眠不足
  6. ストレス   など

 

 

少しダイエットから話が脱線してしまったように思いますが、関係ある話ですのでご心配なさらずに話に付いてきてくださいね。

 

 

上述したように、「動脈硬化には酸化されたLDLコレステロールが原因となっている」ということを示しましたが、最近の研究などからLDLコレステロールの中でも、特に小さなタイプの「小型LDLコレステロール」が問題視されています。

 

 

*同じ量のLDLでもサイズが小さくなるとリスクが高まる、という例

(同友会グループのホームページより画像引用)

 

 

この小型LDLコレステロールは、小さいだけに血管壁に入り込みやすく、また小さい分、同じ質量のLDLと比較すると表面積が大きくなるため(例えば1つのLDLが4つの小型LDLになると表面積は4倍になる、ということです)、酸化を受けやすいという厄介な性質をもっています。

 

 

さらに、小型LDLコレステロールは通常サイズのLDLコレステロールよりも、血液中に滞在する日数が長い(小型LDLコレステロール5日、通常サイズLDLコレステロール2日)ことも酸化を受けやすい要因となります。

 

 

そのため小型LDLコレステロールは、動脈硬化の直接的な原因ともいえるので、「超悪玉コレステロール」とも呼ばれています。

 

 

では、この小型LDLコレステロールはどのようにして増えてしまうのでしょうか?

 

 

実は、中性脂肪の増加がその原因と考えられています。

 

 


その理由は、中性脂肪が増えると脂質代謝に異常が生じやすくなり、それがLDLの小型化を招くと言われています。

 

 

*HDL以外のコレステロール(nonHDL-C)が170mg/dlで中性脂肪(TG)が150mg/dlの時

縦軸は「non-HDL-Cの数」、横軸は「LDLのサイズ」で、サイズが小さく、数が多いほど危険性が高まる、という図

(糖尿病リソースガイドより画像引用)

 

 


反対に中性脂肪が減少すると、小型LDLコレステロールが通常サイズのLDLコレステロールに戻ることもわかっているため、動脈硬化の予防には中性脂肪を増やさない、あるいは減らすことが大事だとされています。

 

 

このように、糖質の摂取によって増える中性脂肪の増加に伴って、超悪玉コレステロールと言われる「小型LDLコレステロール」も増加するため、肥満だけでなく動脈硬化を始めとする生活習慣病をも招く可能性があります。

 

 

また、「コレステロールは揚げ物、油物の摂取で増える」と思っている方がほとんどだと思いますが、実は「糖質」も肝臓でのコレステロールの合成に関わっており、小型LDLコレステロールだけではなく「通常のコレステロールの合成」も行うのです。

 

(脂質と血栓の医学より画像引用)

 

 

そのため、コレステロールの多い食品を避けても、甘いものを摂り過ぎたり、食べ過ぎたり、あるいは運動不足によって中性脂肪が増えると、コレステロールは増えてしまいます。

 

 

ということで、説明がかなり長くなりましたが、糖質の摂取との関係性を考えると、どうしてもコレステロールの話をしない訳にはいかなかったのです。

 

 

次回でコレステロールの話は終わりにしたいと思いますが、以前にお伝えした「オリーブオイルなどの一価不飽和脂肪酸やn-3系(オメガ3)不飽和脂肪酸のαリノレン酸がLDLコレステロールを下げる」という作用はどのような機序なのでしょうか?

 

 

「脂質で脂質が下がる」というのは、考えてみたら不思議だと思いませんか?

 

 

そのあたりを説明したいと思います。

 

 

 

●●当院では整体以外にも、「ダイエット脳を鍛える」ことを目的としたダイエットレクチャーも行なっております●●

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