改善症例その5:バネ指

性別:男性
年代:60代
主訴:左手親指を曲げると痛く、曲げたあと右
手で戻さないと戻らない


患者さんは床屋のご主人で、くしを持ったり、
ひげを剃る時に左手を必ず使うとのこと。


今の状態だとひげを剃る時にどうしても不自
由するし、痛い、とのことでした。


バネ指は多くの場合、女性や指先をよく使う
方に多い症状で、文字通り、指を曲げて戻す
時に、バネのように「ピーン!」となります。
反対の手で戻さないと戻らないこともありま
す。


指はもちろんのこと、手のひらにも関節があ
り、関節があるところには靭帯があるわけな
のですが、そのバネ指になってしまった指や
手のひらの靭帯や腱が硬くなり、動きを制限
してしまうことが原因です。
写真-48

そのため、指の関節の屈筋側(手のひら側)と
伸筋側(手の甲側)の筋肉、靭帯、腱をクリー
ムでよく緩め、さらにその両サイドの靭帯もよ
く緩めます。


よく緩んだところで関節を動かし、詰まってい
る関節を楽にします。


時々、「パキッ」と音がしますが、これが一つ
の目安になります。


この「パキッ」という音がすると関節の詰まり
が取れた、という合図になり、実際にこれだけ
でも痛みはかなり楽になります。


手のひら側も同様に、その指に関連する場所の
靭帯、腱をよく緩めます。


また、指先をよく使うということは、腕もよく
使っていることになるので、その指に該当する
前腕の屈筋、伸筋をよく緩めていくとかなり楽
になっていきます。


実際、今回のケースでも前腕はかなり張って
いました。


指、手のひら、前腕のケアをし、動かしてい
ただきながら痛みがある場所、バネ指の程度
の変化を観察し、何度か同じことを繰り返し
ながら緩めていきます。


結果は、すべて元通りになったわけではありま
せんが、指を曲げたときの痛み、バネ指の程度
はかなり改善されました。


ご本人にも最初に

「一度で取り除くよりも、何回かに分けてケア
をしていきます」

とお話ししてありましたので、
「何度かやっていけばよくなりそうだ」
ということを実感していただけました。


私の経験上、男性の方のバネ指は年配の方が多
いようです。女性もそういう傾向があります。


「バネ指は手術しないと治らない」と言われる
こともありますが、やはりオペは怖いものです。


バネ指でお困りの方は、まずは一度ご相談くだ
さい。

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