改善症例 その14:極度の頭痛、首痛

性別:男性
年代:40代
主訴:数日前から左後ろの首筋が痛く、顔は左
側を向くのが辛い。同様に左後ろ上部の頭痛


先日来られた患者さんですが、数日前にソファ
に座ってDVDを観ていたら、首が「ん??」と
いう感じでちょっと痛くなったそうです。そう
したら、翌日、動悸が起こり、気持ち悪くなっ
たので、病院に行って検査してもらったらしい
のですが、異常はなし。


その翌日になったら起き上がることができず、
左後ろ上部に頭痛が生じたので、整形外科に
行き、レントゲンを撮ってもらったそうです。
その結果、首の椎間板が弱くなっていると言
われたそうなのですが、骨には特に異常がな
いとのこと。


その整形外科には柔道整復師が常勤している
そうで、改善のためにマッサージしてもらっ
たそうなのですが、残念なことにそこからま
たさらに痛くなってしまったそうなのです。


そしてさらに帰宅後、頭に激痛が襲い、夜は
全然眠れなかったそうです。今朝になっても
頭痛が激しく、首も痛くてどうにもならない、
ということで、お電話いただきご来院してい
ただくことになりました。


ところが、来ていただいたのはいいのですが、
仰向けになるのも、うつ伏せになるのも一苦労
で、ましてや少しでも横に向こうものなら、頭
部に激痛が走り、頚椎を矯正するどころの状態
ではありませんでした。


触ると左の3番にズレがあり、そこが悪さをし
ていました。聞くところによると、25年前に
路上で背負い投げをされ、脳挫傷になったこと
がある、とのこと。おそらく、それが原因で頚
椎にズレが生じているというのがベースにあっ
たのではないか?と思われます。


とは言え、この状態を何とかしたいと思い、そ
の状態でもできることをとりあえず行い、何と
か少しは横を向く角度が広がっていきました。
しかし、とてもまだ矯正できる状態にはありま
せん。そこで患者さんにお話しをしたところ、
「せっかく来たし、何とかしたいのでお願いし
ます」とのお言葉をいただきました。


何度か首を緩め、可動範囲を広げるようにして
いき、何とかできそうな感じになったところで
矯正をすると、左の3番のところを一カ所戻す
ことができました。通常は、これでかなり改善
され、さらに残りのズレを矯正していく、とい
う手順になるのですが、この方の場合、それで
も頭部の激痛が取れず、しかしそれ以上の矯正
ができる状態になかったので、非常に悔しい気
持ちと申し訳ない気持ちで一杯だったのです
が、患者さんの負担を考え、「今日はこれ以上
はできない」ということをお話しし、何もでき
なかったので、お代はいただかずに後日再来院
していただくことにしました。


本来なら、痛い状況をすぐに取り除いてあげた
いのですが、患者さんの負担とその時の状態を
総合的に判断して、もう少し横を向いても大丈
夫な時にお越し頂くことにしました。その方が
矯正が楽にできるので、その分痛みも楽にでき
ると考えたからです。


「帰宅できたかな?」、「今晩は痛みで眠れな
いのではないかな?」など色々なことが頭をよ
ぎり、非常に申し訳なさと悔しさで複雑な心境
でした。ただ一点希望が持てるのは、一カ所だ
けでも原因となっているところを戻せたこと。
そのため、祈るような気持ちでその方からご連
絡いただくのを待ちました。


そうしたらその翌日、私の心配もよそにその方
から「頭痛も取れ、横にもだいぶ向けるように
なりました!」とのご連絡を頂きました。ホッ
としました。一カ所しか戻せませんでしたが、
おそらくそのおかげで少しは改善された様子で
す。


そこで翌日、再来院していただくことにして、
仕切り直しの施術をしました。結果、頚椎の
残りのズレを戻すことができ、肩、首のケア
をしっかりやることができました。首だけで
なく、胸椎のズレもものすごく多かった方な
ので、全身の歪みはかなりありました。


施術後、「こんなにカラダが軽くなったのは何
年ぶりかわかりません」と言っていただけたの
が何よりもうれしかったです。当日は何もでき
なかっただけに、少しは貢献できたかな?と思
うとホッとしました。


今回もまた一つ壁を乗り越えられたかな?と思
います。とても貴重な経験をさせていただきま
した。日々、勉強ですね。

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