頭痛ってどうして起こるの?その2

前回、締め付けられるような頭痛には「前頭筋(ぜんとうきん)」、「後頭筋(こうとうきん)」、「帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)」が関係している、というお話しをしました。


それ以外にも頭痛に関係する頭部の筋肉があります。


その代表的な筋肉が「側頭筋(そくとうきん)」です。
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側頭筋はこのように側頭部のところにある筋肉で、耳の前、上、後ろを覆って
いる顎関節の筋肉です。そのため、顎関節が調子悪い方はここの筋肉が張って
います。


また、ちょうどこの筋肉がある場所には、「三叉神経」と呼ばれる顔に行く
神経の通り道でもあります。
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こめかみ付近が痛くなる頭痛の時には、首のズレによってこの三叉(さんさ)
神経が圧迫されるということと、それによって側頭筋が硬くなることが原因と
考えられま
す。


従いまして、こめかみが痛い頭痛の時は、首のズレを取り、三叉神経の通り道
に沿って側頭筋を緩め、顎関節の調整をすることがケアのポイントになります。



一方、後頭部が痛い頭痛の場合は、前回お話ししました「後頭筋(こうとうき
ん)」だけでなく、「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」という首にあ
る後頭部と胸の鎖骨を結ぶ筋肉も関係してきます。
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胸鎖乳突筋は首を横に向けた時に出る首筋の筋肉で、首の前側が張ってしまう、
といった症状に深く関わります。
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この胸鎖乳突筋は後頭部に付着するので、この筋肉が張ると耳の後ろ辺りの
ところが痛くなる頭痛が引き起こされてしまいます。また、首コリの原因に
もなる筋肉です。


そして、意外とあまり知られていませんが、頭痛、特に後頭部付近の頭痛を
引き起こし、ストレートネックにも関わる筋肉があります。それが「頭半棘
筋(とうはんきょくきん)」や、「頭板状筋(とうばんじょうきん)」、
「頚板状筋(けいばんじょうきん)」です。


頭半棘筋は頭が前傾した時に首を支える筋肉のため、常に緊張状態にあります。
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(*こちらが頭半棘筋)


また、頭板状筋や頚板状筋は首の伸展に関与しているので、下を向く姿勢が多い
とこれらが緊張しっぱなしになるため、張ってしまいます。
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(*こちらが頭板状筋)

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(*こちらが頚板状筋)


そのため、ストレートネックの場合は、これらの筋肉の過度な緊張が生じてしま
うため、首が張ってしまい、さらに後頭部の筋肉も常に引っ張ってしまう状態な
ので、頭痛が起きやすくなってしまうのです。


また、これらの筋肉は首に付着しているので、首がズレてしまうと引っ張られた
り、血行不良で硬くなったりするなどの影響をとても受けやすいです。


頭痛の原因の大元には、「首のズレ」が関わっていると再三申し上げてきました
が、その理由が少しはわかっていただけたでしょうか?大雑把にまとめると下記
のような機序が頭痛の原因となります。



*前頭部の頭痛*
首がズレて、頭部の血行が悪くなり、前頭筋、帽状腱膜が張ることで生じる


*側頭部の頭痛*
首がズレて、三叉神経が圧迫されると同時に、胸鎖乳突筋が張り、側頭筋が硬く
なることで生じる。また、首のズレによって顎関節がズレ、それによって側頭筋
が硬くなることで生じる

*後頭部の頭痛*
首がズレて、首周りの筋肉が張り、後頭部が引っ張られることで生じる。
また、ストレートネックによっても生じやすい



頭痛でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。

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