肘の関節の痛みは肘以外の部位に原因があります

肘の関節が痛い時、肘の関節そのものに何かがあったのではないかと思われますが、実は肘そのもの以外の部位に原因があることがあります(もちろん、肘そのものに原因があることもあります)。


関与する部位としては、上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)という力こぶを作る時に使われる筋肉、上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)という上腕二頭筋の裏側の筋肉です。

上腕二頭筋
*上腕二頭筋

上腕三頭筋
*上腕三頭筋


これらに加えて、前腕の筋肉群、中でも前腕の裏側の屈筋群のケアも大事になります。
腕橈骨筋
*腕橈骨筋(わんとうこつきん)

肘筋
*肘筋(ちゅうきん)





これらの筋肉の使いすぎで筋肉に乳酸が溜まり、それによって筋肉が硬くなるので関節が硬くなり、曲げ伸ばしの時に痛みが出る、という流れです。


関節は筋肉によって動かされるので、その筋肉が硬くなれば関節も硬くなる、というのが理屈です(これは膝にも当てはまります)。


ですので、神経的な影響(骨がズレて神経の圧迫が起こる)による筋肉の硬さでなければ、そのほとんどは筋肉的な影響ですので、筋肉のケアが最初に行うケアになります。

乳酸取り1_5942
*乳酸を取る施術の風景です


ケアをしながら関節を動かし、「どこが張っているのか?」、「どこに引っかかりがあるのか?」を診ながら、さらに筋肉を緩めて関節の動きを楽にしていきます。


エステやアロマなどのセラピストの方やゴルフ、テニス、野球など腕をよく使う方は、小まめな腕のケアをしておかないと、乳酸蓄積によって肘が痛くなりますのでお気をつけください。




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肘の痛みは肘の関節にあらず

先日、ボルダリングを始めた方がご来院されました。


ボルダリング、面白そうですよね。私も機会があればやってみたいものですが、なかなか一人で始めるのは勇気がいります。


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その方はボルダリングを始めてまだ間もないようですが、面白さにハマってしまい、結構な頻度で通っているそうです。


その結果、「肘が痛くなってしまった」そうです。


先日の膝の痛みのお話でも書かせていただきましたが、肘も膝と同様に肘の関節そのものよりも、肘に付着している筋肉群の張りによって痛みが生じるケースがほとんどです。


肘に付着する筋肉群は「上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)」と呼ばれる、力こぶを作る時の筋肉とその裏側にある「上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)」という筋肉が代表的です。


<上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)>
上腕二頭筋


<上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)>
上腕三頭筋


上腕二頭筋は力こぶを作る時に使われる、縮む側の筋肉なので意識されやすい筋肉ですが、裏側にある上腕三頭筋は反対に伸びる側の筋肉です。


この上腕三頭筋の重要性は結構見落とされやすいのですが、肘が痛い時の治療としてはこの上腕三頭筋へのアプローチは欠かせません。


また、「肘筋(ちゅうきん)」と呼ばれる、上腕三頭筋が伸びるのを助ける筋肉も肘の痛みにはとても大きく関わっています。


<肘筋(ちゅうきん)>
肘筋


主に「肘を伸ばす時に痛みが出る時」には、この上腕三頭筋と肘筋の2つの筋肉にアプローチすることが大切です。


また、上腕二頭筋とともに、肘を曲げる時に使われる「上腕筋(じょうわんきん)」、「腕橈骨筋(わんとうこつきん)」という筋肉も肘の痛みにはとても大事です。


<上腕筋(じょうわんきん)>
上腕筋


<腕橈骨筋(わんとうこつきん)>
腕橈骨筋


特にこれらの筋肉は主に「肘を曲げる時に痛みが出る時」にアプローチする筋肉になります。


とは言っても、その人その人によって痛み方や原因が異なるため、上記のことを基本に、肘周りや前腕の屈筋側など細部にわたってケアしていきます。


施術自体は、ワセリンなどを使ってこれらの筋肉を緩めていき、肘を曲げたり伸ばしたり、回旋させたりして、張っているところが「親指側なのか?」、「小指側なのか?」を探りながらケアしていきます。

乳酸取り1_5942


肘が痛くなることが多いゴルフや野球、テニスなどのスポーツをやる方、腕をよく使う美容師さんや床屋さん、料理人の方など、肘が痛い時にはぜひ一度ご相談ください。

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腕の張りでお困りではないですか?

腕の張りでお困りの方がここのところ何名か来られました。


職業柄、腕をよく使うような美容師さん、料理人さん、またゴルフなどのスポーツをされている方が、腕の張りを訴えることが多いです。


腕が張る原因にはいくつかありますが、一番はやはり「腕を使っていること」です。


筋肉は「アクチン」という筋線維と「ミオシン」という筋線維があり、このミオシンにアクチンが滑り込むようにしてスライディングすることによって「縮む」ことができます。

筋繊維のスライディング


このアクチンのスライディングを妨げるのが、筋肉を使うと産生される疲労物質の「乳酸」です。


ですので、腕の筋肉の線維に沿って(腕に限りませんが)、この乳酸を排泄させるようにケアし、腕の張り取っていきます。

乳酸取り1_5942


このケアでかなり腕の張りは変わります。


肘の痛みは実は肘関節そのものではなく、上腕と前腕の筋肉の張りから引き起こされることがほとんどです。


そのため、肘の痛みの場合には肘周りの腕の筋肉の乳酸を取ることが第一のケアとなります。


また、手首の関節がズレることでも腕は張ってしまいます。


ドアの蝶番(ちょうつがい)を頭に描いていただくと、蝶番がきちんとなっている場合はドアは自由に何の抵抗もなく開閉することができます。


しかし、蝶番がズレてしまうとドアの開閉はうまくいきません。


手首の関節はこのドアの蝶番と同じで、関節がズレてしまうと、本来の腕の筋肉とは違うところが引っ張られて「余計な張り」を生んでしまうのです。


手首の腱鞘炎は、この手首の関節のズレから来る前腕の張りが原因の一つです。


筋肉に溜まった乳酸の排泄と手首の角度のズレを戻すことで、腕の張りはかなり変わります。


もし腕の張り(肘を含みます)でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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