「ほぐす」のではなく、「緩めます」

街中やインターネットで、よく「ほぐす」という言葉を見かけます。


「ほぐす」と聞くと、何だか「癒されるなぁ〜」という気持ちになります。


でも、私は「ほぐす」という言葉は自分の施術に対しては使いません。


私は「緩める」という気持ちで施術しています。


「ほぐす」のも、「緩める」のも、どちらも同じような意味合いで使われます
が、私の中では全く別物です。実際のところ、国語辞典でも意味が違いますし。


「ほぐす」
1 結んだり縫ったりしてあるもの、また、もつれたものを、といて別々にす
 る。ほどく。「古いセーターを―・す」「糸のもつれを―・す」
2 こりかたまっているものをやわらかくする。「肩のこりを―・す」
 「緊張を―・す」
3 食べ物のかたまっているものを細かに分けたり、かきまぜたりする。
 「魚の身を―・す」


「緩める」
1 ゆるむようにする。ゆるくする。「帯を―・める」「ネクタイを―・める」
2 油断する。「最後まで気を―・めるな」
3 厳しさを次第になくする。ゆるやかにする。「取り締まりを―・める」
 「追及の手を―・める」
4 固いものをやわらかくする。表情のかたさをほぐす。「口元を―・める」
5 速度などを減ずる。「スピードを―・める」
6 なだらかにする。「傾斜を―・める」


どちらかというと、「ほぐす」という意味の方が施術には合うのかもしれません。


しかし、私の中では(あくまでも私見ですよ)「ほぐす」というのは「表面的
に」筋肉を柔らかくすることであり、「緩める」というのは「解剖学的な意図
を持って」筋肉を緩めること、というように捉えています。


それは、神経的な筋肉の張りは「ズレ」を取り、解剖学的にアプローチしないと
「緩まない」からです。


「ほぐす」=「癒し」
「緩める」=「治療」


乱暴に言うと、こういう表現の意味合いとして私の中では捉えています。


おそらく私と同じような施術に対する考えで、施術されている方は多いと
思いますが、その時にはぜひ「ほぐす」ではなく「緩める」という表現を
使っていただきたいな、と思います。


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