精神薬の大量服用、このままでいいのでしょうか?

先日の読売新聞に「精神薬の大量服用を招く安
易な処方」という内容の記事が掲載されており
ました。

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薬局にいると本当に「こんなに飲んで大丈夫
なのか??」というくらいの量の精神薬が処
方されるケースをよく目にします。処方箋が
4枚くらいに渡ることはザラで、ひどい方は
なんと7枚ということもありました。


言い方は適切ではないかもしれませんが、率
直に「よくこんなに飲んでいて大丈夫だな」
と思ってしまうほどです。


じゃあ、「薬剤師として何とかしろよ!」と
お叱りを受けるかもしれませんが、薬剤師か
ら医師に伝えても「このままでいいから」と
言われていまい、変更してもらえないことが
多いです。


これは薬剤師が医師から信用されていないこ
とが原因ですし、薬剤師の力不足以外の何も
のでもないです。結果、その最大の被害者は
患者さんになる訳なので、その責任は重いで
す。


一方で、患者さんに薬剤師としてアドバイス
しても、「そうよね〜」とサラリと受け流さ
れてしまいます。薬剤師が患者さんにも信頼
されていないという表れの一つではあります
が、患者さんの中には薬を飲むことで落ち着
くというか、薬を飲むことに依存してしまう
方も多く見受けられます。



医師の大量処方、薬剤師の薬の番人としての
形骸化、患者さんの薬、医師依存。こうした
負の連鎖が改善されていかないと、なかなか
精神薬の大量処方はなくなりません。国から
の指導も必要かもしれません。


大変難しい問題ですが、これを改善していか
ないと、患者さんもよくならないですし、保
健が適用されるので税金の無駄遣いになりま
す。生保の問題(毎日受診、毎日処方、不必
要薬の処方など)もここに大きく関わります
から、何らかの手だてをしないと、消費税を
いくら上げても足りないくらいです。


精神的に苦しんでいる方を薬だけで改善させ
るのには限界があります。薬は必要ですが、
薬だけでは解決しません。そうしたところに
もう少し目を向けるような世の中の流れに
なってくれると、本当に苦しんでいるが救わ
れるのではないか?と思います。

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