腱鞘炎

手や腕をよく動かす人によく見られる腱鞘炎。皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。


さて、その腱鞘炎とはどういうものでしょうか?

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関節は自分一人で動くことはできないので、関節に付着している筋肉によって動かされます。


その筋肉の力を手足の先端に伝える紐状の組織を「腱」といいます(代表的なのはアキレス腱です)。


ですので、腱は関節があるところには全て存在する、ということになります。


あまりイメージは付きにくいかもしれませんが、指の関節にも存在します。


この腱は、腱の浮き上がりを抑える腱鞘というトンネルの中を通っていて、この腱と腱鞘の間に起きた炎症を腱鞘炎といいます。


手首の腱鞘炎が有名な患部ですが、指にも肘にも起こります。


腱鞘炎になる原因の一つは筋肉の使いすぎです。


筋肉は動かすと疲労物質である「乳酸」が生成されます。


筋肉痛の原因物質でもあるこの乳酸が溜まると、筋繊維が動きにくくなり、筋肉は硬くなります。


硬くなった筋肉を動かそうとすると、余計な負荷がかかるため、筋肉だけではなく、腱にも負荷がかかり、腱鞘炎になりやすくなる、ということです。


そのため、ワセリンやクリームを使用して腱鞘炎になってしまった患部の周囲の筋肉の乳酸を除去するケアをしていきます。

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それによって柔軟性を取り戻した筋肉は通常の働きができるようになるので、腱鞘炎も緩和されることになります。


一方、関節がズレていると腱鞘炎が起こりやすくなります。


イメージとしては、関節がズレることによって筋肉が通常の動きではない方向に引っ張られてしまうので、通常とは違う動きを強いられることになり、そのために腱もその方向へ引っ張られるので腱鞘との間に「擦れ」が起きやすくなり、腱鞘炎になるということです。


そのため、関節のズレが原因であれば、まずは関節のズレを戻して筋肉が通常の動きができる状態にしてあげることが大事になります。


その後は、腱鞘炎部位の炎症を抑えるために、患部の腱を「緩める」というイメージでケアしていきます。


腱鞘炎の場合は、「炎症」という反応が生じて起きている症状ですので、一度で改善されるというよりは、何度かに亘ってケアしていく必要性がある症状です。


多くの方が仕事や趣味、家事など、休息を取ることが難しい状況下ですので、ケアした後にまた使ってみて「こういう動きをするとまだ痛い」とか「この動きはよくなったけど、今度はこういう動きが痛い」とか、実際に使ってみた時の感想を元に再度ケアしていく流れになります。


腱鞘炎でお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。