4月1日から医療費の制度が変わります

4月1日から医療費の制度が変わります。


病院やクリニックなどの医療期間や薬局での金額がこれまでと変わる可能性があります。


代表的なものは、「薬局にお薬手帳を持ってきたか、持ってきていないか」です。


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これまでは薬局にお薬手帳を持っていくと、持っていかない時と比べて約20円ほど高く請求されていましたが、この4月1日からは逆に「お薬手帳を薬局に持っていかないと約30円〜40円ほど高くなる(医療費が3割負担の方の場合)」というように変わります。
*ある一定の条件があります


これはお薬手帳本来の趣旨が伝わっておらず、お薬手帳の有用性を啓蒙できていなかったことへの反省のようです。


では、お薬手帳を持つ有用性とは一体どういうことでしょうか?


お薬手帳はこんなことに役立ちます

1.ご自分のお薬の履歴を知ることができます(カルテとしての役割)
2.他のお薬との飲み合わせを確認できます(副作用の防止)
3.複数の医療期間から同じお薬が出ていないかを確認できます(重複、過量服用の防止)
4.災害や事故に遭ってもご自分のお薬の情報を正確に伝えられます(正確な情報伝達)


お薬手帳とは、皆さまが普段使用しているお薬の名前や効能、注意事項などを記入し、過去のお薬の服用履歴を記録しておくための手帳です。過去にいつ病気にかかり、どんなお薬を飲んだのかなどがいつでもわかる自分で持ち歩くカルテのようなものです。

また、このお薬手帳があることによって東日本大震災時には大変役に立ちました。医療機関を受診する際や、薬局に処方せんを出したり、市販薬を購入する際は毎回提出しましょう。


お薬手帳の正しい使い方

1.お薬手帳は一冊にまとめましょう(重複投与や副作用防止)
2.アレルギーや副作用歴は必ず書きましょう(副作用リスクの軽減)
3.医療機関や薬局には必ず持って行きましょう(正確な情報伝達)
4.市販薬やサプリメントを購入する時も提示しましょう(副作用リスクの軽減)



お薬手帳は何冊も持つ必要はありません。と言いますか、むしろ一冊にまとめないと意味がありません。


お薬手帳は、単にシールを貼るためのものではなく、お薬の飲み合わせやアレルギーの確認など、医師や薬剤師などの医療者が皆さまの医療に関する情報を共有するための大切な履歴です。


複数の病院や薬局に行っていて病院ごとや薬局ごとにお薬手帳を分けている方は、情報が分散してしまわないように一冊にまとめることが大事です。


できればかかりつけの薬局を作って、そこでお薬の管理をしてもらえると一番いいです。


そもそも病院にそんなにかからないからお薬手帳は必要ないんじゃないの?

そもそも病院にかからないし、飲んでいる薬がいつも同じだからお薬手帳はいらない、と考える方は少なくないと思います。


しかし、そういう方でもお薬手帳を持つメリットはあります。


例えば、医療者側にアレルギーを起こしたことのあるお薬の名前を伝え忘れた場合、処方されたお薬の名前は違っていても、実は「以前アレルギーを起こしたお薬と同じ成分だった」ということがあり得ます。


最近はジェネリック医薬品(先発品と同成分の薬)がたくさん出回っていますので、そういうことはあり得ると思います。


あまり病院に行かない方の場合、負担金でのメリットはあまりないかもしれませんが、先のような事例もありますので、ご自身の健康を守るためにもぜひお持ちいただくことをお勧めします。


また、「いつも飲んでる薬だからお薬手帳はいらない」という方でも、事故にあった際など、本人に意識がない場合はお薬手帳が重要な情報源になります。


医療機関や薬局に行かない時でも持ち歩くようにすると、不測の事態の際にも安心です。


お薬手帳をお持ちでない方はお薬手帳を薬局で作成してもらい(無料で作成できます)、お薬手帳をお持ちの方は毎回お忘れなく薬局に持って行きましょう。


単に医療費負担の高低の問題でなく、ご自分の安全や健康を守るためのツールとしてぜひ活用しましょう!